仲間になったその日から。 (ページ10)

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俺は吐き続けた

みんな優しくて、この人達ならば

病気のこと話してもいいかなって少し思ってた

吐き気が収まり、廉に支えてもらいながらバスに戻った

バスに戻ると保険医の森本先生に話し掛けられた

森本「髙橋、体調大丈夫か？顔色悪いが… 」

海人「ちょっと酔っちゃって…… 」

森本「ならこれ。舐めておきな。糖分控えてるから。大丈夫」

森本先生から糖質オフの酔い止め用の飴を貰った

俺は口に入れて先程の席へと戻った

海人「 …さっきはみんなありがと」

廉「気にすんな。」

この人達ならばきっと話しても大丈夫

宿舎に着いて、夜の自由時間になったら話してみよう。

そう決心した

宿舎に到着して、5人用の大部屋に入り荷物等を置いてホールへ集合

ホールへ行くとこれからの流れが発表され、宿舎でのルール説明等発表された

1日目は流れが早くて気づいたら夜の自由時間

俺は5人でトランプを行っていた

岸くんが負けて罰ゲームとして、トランプを片付けている中俺はみんなに話しかけた

海人「……ねぇ、トランプ片付け終わったらみんなに話しておきたいことがあるんだけど… 」

紫耀「ん、わかった。じゃあ岸くん早くして。」

岸「これでも早くやってる！！」

ジン「岸くんがんばれ～」

廉「はよせえ、きっさん。」

岸「はい、終わった！！」

海人「 ……じゃあ話すね」

俺は深呼吸をして、ある物を出して話し始めた

海人「 ……まず、都会の空気が合わなくて、自然界の中で暮らしたくて今の高校を受験した。なんでこの街を選んだかというと病気を患っていて。狭心症っていう病気なんだけど、この街に狭心症に詳しい先生がいるって聞いたから…引っ越してきた。本当は家族で来たかったんだけど、両親は事業関係で家から離れられなくて姉ちゃんは結婚するから彼氏さんと一緒に暮らしてて……だから高校生で独り暮らししているんだよね…本当は凄くすごく寂しい……っ…だけど多額の費用を出してくれているから…寂しいなんて言えなくて……っ独り暮らししています…… だから友達になってくれて嬉しいんだ…ありがとっ… 」

俺は話しながらポロポロと涙が流れていた