仲間になったその日から。 (ページ9)

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K

宿泊研修は2泊3日となっていた

内容は、カレー作り、登山、校長や教師の講話、そして仲間達との交流会

ほとんど俺が参加できないやつだった

悔しい

悔しい

学校に誰よりも先に到着して、先生と相談をした

中島「登山できないんだな？保険医の森本先生と待ってて。交流会は……見学って形になる。後はカレーだな…… 」

海人「温野菜三日分持ってきました。俺だけこれ食べても良いですか？」

中島「構わないよ。身体のためだ。後はお母様からお話聞いてるから。」

海人「ありがとうございます…すみません。」

中島「まぁ。何はともあれ楽しめよ。」

海人「ありがとうございます！」

バスに乗り集合な為、バスの席に着いた

酔う人前と聞いていたから、1番前に乗った

本当は後ろでゆっくりと過ごしたいと思うのに、彼ら4人も酔うと嘘を述べ俺の近くに座ってくれた

海人廉通路岸紫耀

ジン

廉「おはよう、海人。」

海人「おはよう、廉」

みんなにも挨拶を交わすと、生徒が全員集まりバスは出発した

最初は楽しく廉と話していたんだけど、

なんか心なしか酔った気がして

海人「 …ねぇ少しだけ窓開けてもいい？… 」

廉「ん、ええよ。みんなもええ？」

岸「勿論！！」

紫耀「開けよう！」

海人「ありがと…… 」

外の空気を吸いなんとか気分を紛らわせた

30分経つとサービスエリアで休憩となり、

俺はいち早くバスを出た

今すぐに出てきそうに感じて、

バスを降りた瞬間口を抑えた

視線がこっちに向けられてて、

恥ずかしいと同時に気持ち悪さは増して

もうだめ…と思った

廉「きっさん！」

岸「はいよ！！海人ごめんな～！！」

俺は持ち上げられ、多目的トイレに入った

すると優しく背中を擦ってくれて

俺は吐き出すことができた

海人「 ……ん…おえっ… 」

廉「大丈夫や大丈夫。紫耀水。」

紫耀「はいよ、俺ら先生のところ行ってくるから、廉居てあげて。」

廉「了解。海人大丈夫や。大丈夫。」