仲間になったその日から。 (ページ32)

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岸くんが今日微熱で休みで俺ら三人で暇だな～なんて話しながら廊下を歩いているとある話が聞こえてくる

生徒A 「なあ知ってる？？Aクラスの髙橋海人ってやつ」

生徒B 「あー、宿泊研修で倒れたやつな。あれさまじで面倒だったよな」

生徒A 「まじでそれな？？！俺ら楽しみにしてたのに、あの日の午前中まで部屋待機でさ。」

生徒B 「そう！！！そう！午前中ってさ、登山じゃなかった？うわ～マジでふざけんな。」

同学年のBクラスの奴らだった

生徒A 「流石にもう居ないだろ見ねえよな」

生徒B 「人に迷惑かけて帰ってくる精神俺にも欲しいわ」

俺らはその場で止まってて

声を上げそうになっていた

紫耀「……お前らいい加減… 」

廉「 ……いい加減にしいや！！！好き放題言うなや！海人の何知ってる？？なあ！！言ってみろよ。」

生徒A 「うわっ！！庇ってるとか友達思いだよな～あのときもお前ら何も参加してなかったじゃん」

廉「俺らにはわかんない苦しさアイツは味わってるのになんで部外者がそんなこと言わなきゃいけねんだよ…… 」

滅多に泣かない廉が涙を溢していた

きっと4月から海人が入院したときも一番寄り添っていたのは廉で、本当に自分の事のように辛いんだろう…

紫耀「廉の言う通りだよ……いい加減な根も葉もないこと言わないで… ！」

生徒A 「はいはい～。お前ら消えれば？？いらないんだよ！！偽りの友情何か！！！」

廉「偽りなんかやない！！」

生徒B「じゃあなんか証拠あんのか？見せてみろ？！！」

廉「 ………これでも信じてもらえれない？」

俺らが泊まりの日に5人で初めて撮った写真

スマホを見せ笑みを軽く溢している廉

生徒A 「 ………男で写真とか気持ちわりんだよ！！」

ひとりの生徒が廉のことを押した

廊下階段の踊り場で揉めてた為廉は軽く足を踏み外した

紫耀「廉！！！！」

ジン「廉…！！！！」

神宮寺が駆けつければ、廉の事を庇い下へ落ちていった

紫耀「廉！！！ジン！」