仲間になったその日から。 (ページ30)

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松本「心機能回復してきているね、様子見る為もう少し入院ね。でもね、海人。酷い発作が急激な頻度で起きている。此処で治療薬追加してみない？？」

海人「楽になる………？発作減る？」

松本「そうだね、此処まで酷くはならないよ。高校も1年生はもう通えなくなるかもしれないけど、2年生になって治療薬の効果が出てきたら発作の回数が少し減るかな？」

海人「 ………頑張ってみる……2年生はしっかり通いたい……… 」

2年生になったら学校を休まず通う

それだけを目標にして

俺は治療に望むことにした

10月、集中治療室から一般病棟へと戻り

久しぶりに彼らと会うことができた

廉「海人！！」

海人「廉！久しぶり～」

廉「久しぶりやなぁ！体調は？」

海人「ちょっとしんどいけど前程ではないかな。廉ごめんね、勉強教えて貰ってたのにこんな状態になっちゃって…… 」

廉「謝らんくてええ。また教えてあげるから」

海人「ありがとう…あれ他の人は？」

廉「補習組はやっとこの前受かってな、次のテストの為に勉強、ジンはバイト行ってるわ。」

海人「そっか……… 」

廉「夏祭り祭残念やったな…やけど、俺らのクラスさ絵画部門で3位取ったんよ！！海人のおかげや！！ありがとうな！」

海人「えっっそうなの…？？嬉しい！！」

廉「俺らも嬉しい。ありがとうな。みんな待ってるから。海人のこと。」

海人「 ………ありがとう」

廉「じゃあまた来るな。これ5人でおそろいや。持ってて」

海人「ん？」

廉「ボールペン！俺らいつでも使うやん？この前偶々良いのネットで見つけたんや5個かった。海人のは黄色ね、俺は黒！」

海人「かわいいっ！ありがとう大事にする」

廉「おうっ！じゃあまたな～」

廉に手を振ると病室を出ていった

ボールペンありがとう

大切にします