仲間になったその日から。 (ページ20)

今日:18 hit、昨日:3 hit、合計:50,548 hit

18 ページ20

K

約4ヶ月振りの学校

夏服を身に纏い、校門を通る

俺の隣には仲間が居て

学校に戻ってこれるなんて思ってなかった

取り敢えず俺は職員室と保健室へ向かう

海人「 1年の髙橋海人です。中島先生いらっしゃいますか？」

中島「髙橋！！おかえりなさい。身体は？」

海人「もう、大丈夫です！」

中島「良かった。取り敢えず今日は身体を慣らすってことで森本先生のところね」

海人「わかりました、ありがとうございます。」

職員室を出て、真向いにある保健室のドアをノックした

森本「どうぞ～」

海人「 1年の髙橋海人です。先生！宿泊研修の際は助けてくださってありがとうございました！」

森本「髙橋！良かった…… 身体は？」

海人「はい、もう良くなりました。」

森本「今日は午前中保健室だもんね、3ヶ月分の勉強取り戻すのは難しいと思う。だけど頑張ろう？」

海人「 …はい！」

保健室で3ヶ月分のプリントを中島先生から貰いぱらっと見るともう何をやっているのかわからない

3ヶ月前なんてまだオリエンテーションしかやってなかったから……

2時間程プリントとにらめっこしていると

森本先生に肩を優しく叩かれて

一度休憩することに

森本「そんな焦らなくても大丈夫。周りの子だって教えてくれるし、先生方も教えてくれるよ。」

海人「 …はい…… 」

森本「そろそろお昼時間になるんじゃない？先生と教室行ってみる？」

海人「はいっ…！」