家族のカタチ (ページ6)

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KC

廉にジンがパニックを起こしたと報告を受けて、すぐにリビングへ

小さく蹲っているジンに寄り添い背中を擦ったり言葉を掛けているのは海人だった

岸「海人ありがとうな、変わる。」

海人「 5分前くらいまで一緒に遊んでいたんだけど、急に不安になっちゃったみたいで」

岸「わかった、俺ジンのこと見るからさ悪いんだけど… 」

廉「チビ共の面倒見るよ、海人行くで。」

海人「あ、廉。これ持って。」

廉「はいよ〜。」

海人と廉はチビ共の面倒を任せた。
さっきまで楽しそうに笑っていたお兄ちゃんがいきなり弱った姿を見た子どもたちもきっと不安だから。

海人と廉は夜ジンのそばにいてもらうけどね

岸「ジン〜、ソファー座ろうか。」

そして俺はジンを支えて近くのソファーへ

背中をさすり呼吸が落ち着いてきたら薬を飲ませる

ジン「受験………頑張るから」

岸「俺はもう頑張っているの知っているよ。大丈夫だからな」

「頑張れ」なんて言葉は掛けない

もう頑張っているから

ジン「……っ… 」

岸「大丈夫、大丈夫。」

ジン「…………っ……模試のランクが下がって……この状態だと志望校受からないかもって……… 」

岸「そっか、今日結果来たの？？」

ジン「うん……っ先生に言われちゃって。」

それからジンの弱音を何度も聞き、少し落ち着いた頃にソファーに座らせ薬を飲ませた

岸「落ち着いたな、良かった。」

ジン「ありがとう… 」

岸「おう、部屋行こうか。ご飯持ってくからよ。」

ジン「ありがとう… 」

ジンを支えながら、部屋へ

ジンの部屋は小さな個室で部屋を見れば
趣味の車やバイク関係のものが飾られていた

久しぶりに見たな…

岸「今日は勉強禁止。いいな？？ご飯食べて寝ること。」

ジン「……はぁいー」

岸「そのうち廉と海人来るから。」

なんて言っている数分後部屋のドアがノックされた

海人「きたよきたよー。今チビ共と廉風呂入っているから。」

岸「了解〜。じゃあまた後でくるな？」

ジンの頭にポンッと手をあて部屋を出た