家族のカタチ (ページ5)

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学校が終われば、いつも海人は子どもたちと遊んでいる

海人はやっぱり笑顔が似合うな…

なんて考えているとジンが帰ってきた

廉「おかえり、ジン」

ジン「ただいま」

廉「弁当ある？」

ジン「ん… 」

廉「ありがとう〜岸さんと洗うから海人とチビ共見てて」

ジン「ふふっ、海人もか(笑)わかった。弁当箱ありがとう」

弁当箱を受け取り、開けると3口程しか手を付けていない様子に見えた

廉「岸さん」

岸「あー駄目だったか。勿体無いけど、捨てておいて」

廉「…ん」

此処最近受験や次住むところを探しているジン

それと同時に面接等で過去の事について聞かれる場面が多々あり、ストレスが溜まっていた

今のところ、パニックや過呼吸を起こしていないがいつの日か起きてしまうときがある

ジンを見て来てわかること

だからこそ笑えるように

海人と一緒に居る時間を作り、

笑う時間を増やしている

なんて思っていたけど辛かったんだなぁ…

海人「…ジン大丈夫、大丈夫」

ジン「……っ……海人」

廉「どないしたん？？」

海人「…………パニック起こしているかも」

廉「岸さん呼んでくる。」

海人「ごめんお願い」

チビ共は、中学生お兄ちゃんを筆頭に部屋へと戻っていった

リビングには海人とジンだけになった

廉「岸さん、ジンのことお願い」

岸「来ちゃったか。今は？」

廉「海人が見てる。」

岸「ん、今行くわ。」

皿洗をしていたようで手をハンカチで拭いた岸さんはすぐにジンの元へ向かった

俺は残り僅かな皿達を洗いリビングへ戻った

ジン「………っ…っごめんっ」

海人「謝らない、謝らない。」

ジン「っ…ひとり怖くて」

海人「そっか… 」

岸「海人、ありがとうな。変わる。」