家族のカタチ (ページ21)

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K

月一回のカウンセリング

岸くんに今日行こう？と言われて少し驚いだが、ちょうど良かったかもしれない

過去のことを思い出して少し気分が悪かった

カウンセリングが大事なのはわかっているけど学校を休んでいくのは正直きつかった

廉と同じ高校に通っている俺は美術科
廉は特進科

美術科に通っている俺は半年に1回開催されるコンテストに作品を提出しなければ単位が取れない

俺の精神･体調はいつ変化するかわからないから、早めに作品を作らなきゃならない

だから日々忙しく過ごしてる

その忙しさの中で過去のことを忘れられる

看護師「おはよう、久しぶりだね。」

海人「おはようございます。」

看護師「今日は少し体調悪いみたいだから熱測っておこうか」

海人「…お願いします」

熱を測り終えては、身体がものすごく怠くてベットに横になった

看護師「体調辛そうだね…すぐ先生来るからカウンセリング受けようね」

海人「……はい」

それから10分後、担当の松村先生がやって来てカウンセリングが始まった。

松村「体調悪いのかな、？」

海人「………うん、ちょっと色々思い出して気持ち悪くて… 」

松村「そっか、私に話せることはあるかい？？」

海人「 …岸くんに話さない…？？」

松村「話さないよ、」

海人「………ちょっと色々あって過去のこと思い出して……あの時の音だったり、風景が一瞬で思い出す……」

松村「……そっか… 」

海人「………どうしたらいいですか……両親のこと思い出したいけど思い出したら辛い… 」

松村「……無理に思い出しても海人くんが辛くなるだけだからゆっくりゆっくりね、？？」

海人「………ん」

それから世間話等を話して、少しだけ少しだけ心が軽くなった気がした

話を終えては、立ち上がり診察室を出た

1時間程話すだけで心が軽くなった

カウンセリングってすごいなっていつも思う

写真と手紙のことは誰にも言わないでおこう…

もう大切な人を失いたくない

海人「ただいま」

岸「おかえり、帰ろっか。」

会計を終えて、岸くんと車に乗りひまわりの家へ帰宅した

帰宅後、部屋へ戻り横になって休憩をした