【実.況.者】お隣さんの通勤事情【蘭.た.ん】 (ページ6)

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お隣さん、少し気になる。ページ6

shu3と1時間ゲームをしてからはや1時間。時の流れは早いものだ。
ゲームを終わってからはずっとshu3と雑談をしていた。

「shu3さぁ、ナポリ以外にゲームする人いないの？」
『蘭たんもいないんですか僕以外に。寂しいですね〜』

なんて言いながらケラケラ笑うshu3。
彼の話し方は独特だなと思う。
独特のリズム感がある喋り方で、聞いていて心地よい。

『一応僕は…いますけど…』

はははと小さく笑いながら言うshu3。

「…は！？裏切ったな！？」

裏切ってない。裏切ってはいない。
いや…ゲーム友達が…shu3に…いる…！？驚きのあまり言葉を失う。別に不思議なことではないのだが。
俺が驚いていることを察したのか、また笑い声が聞こえてきた。

どうやら、そのゲーム仲間は女性らしい。
彼に男性の友人が…いや、男性はおろか…友達が少ないのは知っていたが、まさか女性だとは。
ふーん、そういうことね。とか強がりで言ってみる。哀れ？知らねぇよ。

どうやらその人は赤井さんと言うらしい。本名ではなさそうだ。

『今度赤井さんと一緒にやります？ゲーム…』
「いやムリムリムリムリ」

『うーん、なら聞き専とか！チャットで行けます？』
「…まぁ、多少は」

『じゃあそれで行きましょう！』
「おっけ…明日ね」

こんな感じで半ば強引に決められたが、別に嫌な気はしない。むしろ楽しみですらある。

______ shu3との通話を切り、寝る準備を始める。

今日はいつもより疲れた気がするが、明日のことを考えるとこのくらいでへばってはいられない。
俺は布団に入り、目を瞑った。