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2人とも顔を合わせない。
ただ、目線は、波を打ってる海。
「…….孤独になる。」
坂「うん」
「メンバーとファンの目に私が写ってない道が1本。」
坂「…」
「この世にはいないのに、私が家族の中にいて涼兄が手招いている道が1本。」
坂「…」
「皆に背中を向けて私が1人進む道が1本。」
坂「っ…」
「真っ白な光に包まれて浮かび上がるぼんやりとしたシルエットがいる道が1本」
坂「もういい…っ」
「孤独、不安、楽、物足りなさ」
坂「いいから…」
「私はどの道を進むべき？」
坂「…っ、もうっ、ほんとに…」
「ねぇ、私って、なんなの？実在していいの？」
女性が淡々と話し始め、男性がその度に力強く抱きしめて、止めようとする。
でも、女性は、言い終わることを知らない。
海を遠い目で見ながら、ただひたすらに言っている。
「教えてよ。私は、なんなの？」
坂「っ…」
「もう、わかんないよ。ずっと、そう。考えて、考えて、でもわからない。答えにたどり着かないの。」
坂「……」
「毎回、同じ夢を見る。四本の分かれ道の夢。」
坂「……」
「あなたなら…まぁくんなら、どれを選ぶ？」
坂「……俺は、作る」
「……え」
坂「四本の道なんてどうでもいい。躓いて迷ったら、新しい道を自分で切り開く。そして、作り上げる。」
「作り上げるって、そんな、簡単に言わないで」
震える声で自分の右手で左手を抑えると、男性それを自分の手で上から包んだ。
坂「Aっ…俺を見てくれ」
「いや…っ、見たくない」
女性が顔を背けるが男性が力強く向かせるとそれと同時に近くを通った車のライトで女性の顔が写し出された。
目を真っ赤にし、未だ流れる涙、絶望のような目で男性の事を見つめると、男性は優しく涙を拭ってあげた。
「ねぇ、あなたには、どう見える？今の私が、あなたには…」
坂「一人ぼっちっていう目をしてる。でも、助けを求めてるようにも俺は、見える」
「っ…….」
坂「….たまに、こんな夢を見るんだ。
自分が愛している人が突然居なくなる。すぐに見つけたのに、手を伸ばそうとしても、どんどん離れていって、自分の手が空を切って、そして、目が覚める。
その時、無性に寂しくなる。でも、すぐに安心できる。
なんでか、わかるか？」
女性は相手の言葉を静かに聞き、相手の男性もそれをわかった上で続きを話し出した。
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V-GIRL(プロフ) - 、さん» 教えていただきありがとうございました。すぐに外させていただきました。 (2018年3月19日 20時) (
レス) id: cfb5e895e7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月19日 20時) (レス) id: fbed36f3e2 (このIDを非表示/違反報告)
れなぱん - 更新楽しみにしています！Wikipediaにのっていた内容(過去編？)のお話を読みたいです！ (2018年3月19日 18時) (レス) id: ac92749a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V-GIRL | 作成日時：2018年3月19日 17時
