53.調査報告 ページ8
坂「失礼します」
坂本達が調査部に入ると、中では任務引退した先輩や、見習い生が慌ただしく動き回っていた。
そんな中、奥の部屋から長身の男性が現れると、彼らに向かって片手をあげると言った。
東「坂本」
その声に気付き、邪魔にならないように通ると、そのまま東山が出てきた部屋に入ると、そのまま座った。
東「昨日の任務、お疲れ様でした」
3「お疲れ様でした」
東「ところで、剛達は？」
坂「…医療病棟に」
坂本が遠慮がちに話すと、ページをめくっていた手が止まり片眉をあげると3人は自然と背筋を伸ばして座り直した。
東「医療病棟？誰か怪我でも？」
井「Aの付き添いで」
東「……何があった？」
長「昨日、神原に右足太腿を切られ、坂本が治療をしたんですが…切られた時のナイフに毒が塗られていて、健からの話だと傷跡の周りが黒ずんで昨日の夜の時点で呼吸が荒く少し麻痺が。」
坂「今日、岡田が倒れているのを見つけ、そのまま医療病棟に。
途中、光一くんにタイムストップで進行を送らせて…」
東「切られてたか……毒はウミヘビ」
博「知ってたんですか？」
東「昨日、佐藤から報告を受けました。持っていた刃物に毒と自分の血液を混ぜたものを塗ったと。」
博「あいつ…っ」
東「いま、神原は隔離室にいる…行くか？」
坂「結構です。今行ったら…俺ら、何するかわかりませんから。」
東「わかった。……ところで、Xについてだけど…井原がポンポン話してくれたよ。
Xの黒幕は…リチャード・宗也。」
井「リチャード……って言ったら、あの凶悪洗脳者」
東「あぁ。俺達も何度も手を焼いている奴だ。
あいつらは、いいように夢を見させて自分の駒にする。だが、用済みになったら即捨て、俺たちに捕えられた時は、即殺す。
だが、今回のこの騒動は、リチャードの命令ではなく、神原が自分の意思で行ったものだった。」
坂「はぁ？」
東「囮だ。完全に我々は騙された。
てっきり、リチャードに命令された事だと思っていたが、単にAをおびき出すための事。…まぁ、Xに近付けたから、関係ないんだけど」
博「じゃあ、あいつらの目的は、個人的な事…ってことですか？」
東「あぁ。小山から聞いただろう？うちが荒れてたって。」
井「はい」
東「それで荒れてたんだ。そんな理由で、俺らを嘲笑うかのような…それに、Aを巻き込むだなんて…ってな
それと、神原の能力は、透明の他に雷、水も操れることがわかった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽向 - Ｖ６小説を探してたら、辿り着きました!!とってもとっても続きが気になるので、お時間が出来たら更新お願いします。博くんとのこれからが気になります〜!!!! (2023年4月27日 22時) (
レス) id: 5dffaddba3 (このIDを非表示/違反報告)
bluesea(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2018年1月25日 22時) (レス) id: fc562b247e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：V-GIRL | 作成日時：2018年1月15日 10時
