69.剛と彼女-1 ページ24
結局、詳しい話などをしないまま朝食を取り、結構は午後からということで、Aと風間、中山が特別訓練室へとやってきた。
風「Aさん、今から、自分の力をコントロールするための訓練を受け行います。準備は大丈夫ですか？」
『おっけー』
風間からの返答に、腕で大きく丸印を描くと上げていた腕を下ろし、何かを念じるように目を閉じると、彼女の両手から黄色と白の電気が出された。
『……ねぇ、前より強くなってない？』
風「多分、久しぶりに出したからだと思いますよ。僕も最初はそうでした。…じゃあ、今から、優馬と僕が交互に、Aさんを攻撃します。
Aさんは、その攻撃をその雷で落としてください。
5分したら、その雷を戻す。その訓練です。いけますか？」
『頑張ります』
風「わかりました。では…こっちとの無線は何かあったら困りますし、切っておきますね。
何かあったら、そこに付いているボタンを押してください。……じゃあ、切ります」
風間が無線を切ると、Aも耳からイヤホンを外し、真っ暗なか四方八方を鉄筋コンクリートで作られている部屋の真ん中で、雷を出して待っていた。
すると、突然上から水のようなものが現れ、Aは咄嗟に避けるとそれを雷で撃ち落とした。
それからと言うものの、次々と水や同じ雷、影がAを襲い、彼女の行きも切れ始めた。
「ﾊｧ……ﾊｧ……もう、無理だ…っうわ！」
少しだけ休もうとしゃがもうとした瞬間、明るい火の玉のようなものが見え、咄嗟に避けたが少し当たったのか、両手から出る雷をしまい、左足を抑えると部屋の中が明るくなり、Aはイヤホンを付けた。
風「お疲れ様でした、Aさん」
『うん……』
風「習得が早くて驚きました。この間の時は、終わっても雷が出たままだったのに……」
『それよりさ…ﾊｧ…さっきの…火の玉…だれ？』
途切れ途切れに聞いたAに、中山が少しだけ笑うと、一歩後ろに下がりその代わりに出てきたのは……
『えっ、剛！？』
VICTORYの剛だった。
彼は、ニヤッと笑いながら片手をあげると、Aも嬉しくて顔がにやけるのを抑えて聞いた。
『なんで？』
剛「坂本くんからね、Aは今どんな様子か見て来いって。
それに合わせて、あともう少しで完成する訓練室も変わってくるからって事で、俺が来たの。
本当は、健とか岡田とかも来たがってたんだけど」
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陽向 - Ｖ６小説を探してたら、辿り着きました!!とってもとっても続きが気になるので、お時間が出来たら更新お願いします。博くんとのこれからが気になります〜!!!! (2023年4月27日 22時) (
レス) id: 5dffaddba3 (このIDを非表示/違反報告)
bluesea(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2018年1月25日 22時) (レス) id: fc562b247e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V-GIRL | 作成日時：2018年1月15日 10時
