☆ ページ4
抜け出せない…あれ、なんで自分…動けないんだろう
あ、ころされ
『っばぁああ!!!』
ルイージ「うわあああ!!!」
いきなり目を見開いて叫んだAに盛大に驚くルイージ。床に頭をぶつけてズレた帽子で目が隠れていた。
『ごめんなさい!たんこぶとか出来てませんか!?』
ルイージ「だ、大丈夫…いてて、僕臆病だからさ」
ルイージは頭をさすって苦笑いをすると、Aの手を両手で包んだ。
ルイージ「今日はね、君に休んでもらうために癒しを用意したんだ。まずは僕。暖かいでしょ?」
確かに暖かい。これは人肌ではなくなにか人工的な物を握っている感覚だ。少し指をもぞもぞとさせると、知っている感触を撫でたようだ。
『…カイロ?』
ルイージ「そうかな?正式名称は分からないけど、マスターがくれたんだ。手をあっためるとリラックス出来るんだってね」
優しく暖を揉みこんでくれるルイージの手に、本当に体が落ち着いてきた。暫く堪能していると医務室の扉が開く。
カービィ「A起きたんだね!じゃあ僕たちの出番だ!」
ゲッコウガと、その横にガオガエンを連れてカービィがやって来た。ルイージがAの手を離し、ガオガエンに抱えられて医務室を出る。そのままどこへ行くのかと思いきや、食堂に辿り着いた。その端っこにはマットが設置されている。何をするのだろう。
『?ヨガですか?』
ルキナ「Aさんにマッサージを施してあげましょう!さぁさぁガオガエン、Aさんを降ろして…」
両手にオイルとタオルを持ったルキナが入ってきて、笑顔で近づいてくる。どこか嬉しそうだ。マットに降ろしてもらったAはカービィに施されてうつ伏せになる。そっと肩に置かれた細い手が、骨格を確かめた。
ルキナ「うわー凝ってますね…ゆっくり解していきますから、痛かったら言ってくださいね」
『はい、ありがとうございます』
冷える手をガオガエンが握って暖めてくれていることに愛を感じた。肩甲骨の窪みに指を入れて剥がしていく。強すぎず弱すぎない女性の力に安堵し、目を閉じた。
ルキナ「どうですか?痛くないですか?」
『めっちゃいいですね…解れていくぅ…』
蕩け顔でマッサージを受けるA。肩から背中、足にかけて程よく揉まれ、すっかり暖まった全身に今度は仰向けになって欲しいと言われた。ガオガエンが背もたれになって前にはゲッコウガが。
『?』
ゲッコウガの手にオイルが垂らされた。
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粗大ゴミ(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!文章力の衰えを感じますが、また頑張って行こうと思います! (5月19日 21時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - Rinkaさん» コメントありがとうございます!暫く動かしていなかったので、模索しながら頑張りたいと思います…! (5月19日 21時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - すごく面白くいつの間にか最後まで見ていました!更新されるのを楽しみにしています!頑張ってください! (5月12日 17時) (レス) id: 72b9171e3b (このIDを非表示/違反報告)
Rinka(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます( *´꒳`*) (2023年4月23日 10時) (レス) id: d052d1df7c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - ラムミのサブ垢【YouTube】さん» コメントありがとうございます!はい!頑張ります! (2022年12月17日 1時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2022年12月16日 4時