温もりと愛(ゼルダ) ページ2
今でも自分の手首には、お守りの腕輪がはめられている。そこから聖なる力はもう感じず、ただのアクセサリーと化してしまっているが。
ゼルダ「A。まだその腕輪、着けてるの?」
ゼルダが不安そうな顔でしゃがみこんで来た。花に水をやる手を止めてゼルダに笑いかける。
『はい。大切な人がくれた大切なものですから』
ゼルダ「!…それにはもう、力は宿っていないのよ?また呪力のこもったものをあげるわ」
「大切な人」という言葉に赤くなったゼルダが、控えめにプレゼントを勧めてきた。スっとAが立ち上がって腕輪を優しく撫でる。埋め込まれた宝石の輝きは、まだ失われていない。
『大丈夫ですよ!この腕輪も、この片目も、全身の傷も、全部いい思い出なんです。…あの時ゼルダさんを救えなかったのは、悔しいですが…』
まるで昨日の事のように夢に見るのだ。ゼルダの全身が、沢山の水色の手に覆われていく。その瞬間助けられなかった自分に酷い怒りを感じて自.傷する夢。何度も何度もそれで起きては、寝られなくなって外をひたすら眺める日々。平穏な日常を取り戻したと思っていたのになぁ。
『他のファイターたちに乱闘以外で武器を向けることも、全部夢であれば良かったんですけどね』
言い切る前に柔らかな匂いに包まれる。視界にピンク色と、長い金髪が写って思わず目頭が熱くなる。取り戻したかったのはこの温もり。欲しがっていたのは愛だった。
ゼルダ「もうあんなこと起こらない。私が保証するわ!貴女はぜーったいに!私が守るんだから!!!」
半分鼻声になりながらAを抱きしめて叫ぶ。流れる熱い液体を無視してゼルダの背中に腕を回した。
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粗大ゴミ(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!文章力の衰えを感じますが、また頑張って行こうと思います! (5月19日 21時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - Rinkaさん» コメントありがとうございます!暫く動かしていなかったので、模索しながら頑張りたいと思います…! (5月19日 21時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - すごく面白くいつの間にか最後まで見ていました!更新されるのを楽しみにしています!頑張ってください! (2023年5月12日 17時) (レス) id: 72b9171e3b (このIDを非表示/違反報告)
Rinka(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます( *´꒳`*) (2023年4月23日 10時) (レス) id: d052d1df7c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - ラムミのサブ垢【YouTube】さん» コメントありがとうございます!はい!頑張ります! (2022年12月17日 1時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2022年12月16日 4時