ここでいい収穫 ページ46
バサバサと大きな翼をはためかせて飛ぶリドリー。抱えたAを金色の目で見下ろしながら、眉間に皺を寄せたリュウが呟いた。
リュウ「主からの命が変わってからやりにくくなってしまったな」
リドリー「"イレギュラーを殺さずに連れてこい"だなんて…だが、そやつの力も吸い尽くして分け与えて下さるつもりなのだろう」
リュウ「それよりお前が協力してくれた事が俺は信じられない」
リドリー「いいじゃないか、最強は孤独だ。それを緩和させたかっただけよ…」
暫く静かに浮遊していたのもそれまで、背後から灼熱の炎が放たれているのに気づけなかった二人は呆気なく落ちた。
ソラ「燃えろ!」
リドリー「なっ!」
リュウ「ぐぅわ!」
ソラ「受けてみろ!」
更に追い打ちをかけて追尾攻撃をする。ソラはAを横抱きにし、地面に落ちる際にフィギュア化した二人を受け止めたのは、パックンだった。
キーラ「今回は帰ってくるのが早かったな」
ダーズ「新記録じゃないか?」
ソラ「えぇ…Aってそんなに誘拐されてたの?こりゃ負けてらんないな〜」
〜〜〜〜〜〜〜
城に戻って寝かせていたAが漸く目を覚ました時には既に日は落ちて暗くなっていた。傍では寝ているパックン。起き上がってみると少しだけ背中が痛んだ。と、ドアがそっと開かれる。
ソラ「あ!起きたんだね」
『ああソラ、ごめんなんか。いっぱい迷惑かけちゃって』
ソラ「そんな事ないよ!それよりさ、今動ける?」
着いてきて!とソラに手を引かれて向かったのは、フィギュアが並べられている外。そこには以前より増えたものもちらほら見える。
ソラ「実はオレ、こっそり行動してた時に何体かフィギュアにした人を思い出したんだ。だからそれぞれ集めて置いてみた」
『な、ナイスだよソラ!』
そこにはケン、スティーブ、シモン、ルイージの姿があったが、Aが求める人の影はどこにもなかった。
ダーズ《また中にいるな》
『またですか?しかもこんな夜に…』
キーラ《夜に行動するといえば…あいつじゃないか?》
気配を感じたダーズが胸から飛び出して食堂から出たテラスへ。後からついて行き、テラスから上を見ると城のいちばん高いところに佇む忍の姿が確認できた。
『し、シークさ』
ソラ「静かに!」
ソラに口を塞がれたがそんな小さな音でも彼は聞き取れたようで、煙幕を出しながら目の前に出現した。呆然とするAをソラが庇った。
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます!こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…!拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください!!応援してます! (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2022年6月16日 1時