何故そんなところに ページ42
倒れたAに追撃しようと拳を振り下ろすマックが消えた。植木鉢に顔面を強打された彼は後ろに倒れ、茎が彼の体を締め上げた。
『ぐ…ぱ、くん』
気道を締めてマックの気を絶たせたパックンが、再びAの後ろに向かって植木鉢アタックを仕掛ける。咄嗟にしゃがんで避けながら振り返ると、英雄クロムが剣を振り上げていた。
クロム「がっ！」
『クロムさん！…パックンは気づいてたんだな、ありがとう』
キーラ《私たちが出るまでもなかったな》
ダーズ《見事だ植物よ》
『ちょっとくらい手伝ってくれても…』
キーラ《温存のためだ。君も早く戻って休みたまえ》
〜〜〜〜〜〜〜
思わぬ収穫が沢山あり、ほくほくしたAは風呂上がりに髪を拭いていた。就寝したパックンの静かな寝息が聞こえる部屋で一人考え事に耽っていたのだ。
(ローブ…あの人の正体は、最後の戦いまでに分かるだろうか)
敵じゃないことは分かるけれど。疲れているのか、庭に人影を見つけたが暫くボーッと眺めているだけになってしまった。…待て待て人影だと？
(この時間この状況で人がここにいるのはおかしいだろ…！頭回らなすぎだ自分！)
かといってこれから戦いに行くのも危険な気がする。しかし行かなくては、いつ襲われるか分からない。慎重に庭に足を運んだ。
(あれは…テリーさん？まずいな格闘家だ)
キーラダーズは寝ているのか全く声が聞こえない。ここは意地でも一人で行くしか…。ベンチに座る彼の後ろからそっと近づく。寝ているらしいテリーの頭がこくこく揺れて警戒心を感じなかった。ゆっくり正面に回ってそっと腕を伸ばす。その時金の目が覗いた。
『ひっ』
テリー「おっと、俺の寝込みを襲うだなんてとんだやんちゃレディだな」
そもそも何でこんな所で寝ていたのか気になるがそんな暇は無い。両手を素早く拘束される。力強い腕には抵抗する術もなかった。今度は逆にAがベンチに押し付けられる。冷たい板に身震いした。
テリー「折角なら少し遊んでから壊してやろうか」
Aの手首を一つに纏めて空いた手で頬を撫でる。こんな彼に触られるのは嫌だ！顔を近づけてきた所で思い切り頭を上げた。
『ふんっ！い"っづぁあ!!』
テリー「っ！ー〜っづあ!!」
ゴチンッ！と痛い音を立てて額同士が衝突する。額の痛みに耐えながら次の一手を考えるがテリーはそんなに甘くはなかった。掴み攻撃を仕掛けてきたのだ。
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粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます！こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…！拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2022年6月16日 1時
