自己解除なんて ページ39
《浮かない顔だな、何を考えているんだい?》
《増えたフィギュアのことだろう。我らは何もしていないぞ》
なんて、二人がいれば聞こえてきそうなセリフが幻聴で終わった。食堂で食べるのは危険な為、自室でスープを啜る。ガノンドロフを取り戻すために利用したトマトのスープ。
『キーラも好きだったなぁ…ダーズはクラムチャウダーだっけ』
ダーズは言葉にはしないが、クラムチャウダーを出した時だけ素直に口を付ける。他はAが食べたものしか摂取しないのに。隣でパックンがスープに虫を煮込んだものを飲んでいる。虫は彼自身がとってきたものだ。
『二人が帰ってきた時のために、スープ練習しておくか』
目の前の両手に持ったトマトスープを眺めていたら、液体が落ちてきた。それはスープの中に染み込んでいく。同時に頭がくらくらして、その液体が自分から出ていることに気づいた。鼻を触るとぬろり、と知っている感覚。
『あ』
血塗れの指先に力が入らなくて、スープと共に倒れ込んだ。パックンが心配して駆け寄ってきたところでシャットダウンしたと思う。
〜〜〜〜〜〜〜
キーラ「ぷはぁ!生き返ったぞA!」
ダーズ「くぁ…久しぶりの外は相変わらずだな」
キーラ「ぉお?むむ、やはりAは持たなかったか」
ダーズ「酷い有様だな。おい植物、スープを片付けてやれ」
狼狽えるパックンに指示を出し、ダーズがAの鼻血を拭いてキーラがベッドメイキングをし二人でAを寝かせる。
キーラ「我らが休養してから全然フィギュアが増えてないじゃないか」
ダーズ「…待て、台座に巻いてある布が落ちているぞ。おかしいな」
キーラ「あれは余りなんじゃないのかい?…ああ、確かに居るね。しかも物凄く近くに」
Aが一生懸命巻いていた布が何枚か落ちている。これが意味することは一つしかない。すると、食堂の辺りからガシャァンと食器の割れる音が。片付けに行ったパックンしかいないはずだが。行ってみると、パックンが数人のファイターと戦っていた。
キーラ「コイツら、自分でフィギュア化を解いたのか?」
ダーズ「さぁな。再び黙らせるしかあるまい」
二方向に別れてキーラはダークサムスとパックマンに、ダーズはプリンとミュウツーの対処に向かう。パックンがゲムヲに勝利し二人の加勢へ。
ダーズ「おい植物!寝るな!」
キーラ「プリンの眠るは強力だね、ぅおっ!」
ダサム「よそ見をするな」
キーラ「くっ」
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粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます!こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…!拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください!!応援してます! (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2022年6月16日 1時