下流まで ページ33
スキンシップは苦手ではない、がこの触られ方は正直苦手である。
『ぎゃはは！は、ははは!!やめてくださ、いってしずえさん！あはぅ！』
しずえ「どうですか？そろそろ笑い死にますか？これなら貴女も楽に逝けるでしょう？」
やっている事は可愛らしいが台詞が残酷すぎる。キーラダーズパックンも、しずえのこの迫力のない殺し方に少々戸惑っているようだ。暫くしてAが引き笑いになるとやっとパックンがしずえを撃墜してくれた。
『ぎへっ、へっ、ひっひーっ！ふはは…あーもうちょっと、は、早く助けてくれても良かったのでは？？』
キーラ「すまない、あまりに変わった襲撃を受けていたものでな」
『まぁ今回は楽でしたけど…さ、帰りますよしずえさん』
しずえのフィギュアを探しに川を下る。流された彼女は岩と岩の間に挟まって水を沢山浴びていた。
『寒いですよね、今抜きますか…らっ！？』
キーラ「A！」
ザパァンッ
一瞬流れに足を取られたのかと思ったが、今のは明らかに足首を何者かに掴まれた。すごい体温が高めな、子供の様な手だった気がする。足首を握られたまま下流に連れていかれる。息が思うように出来ない…！
『んん"ゴババッ、がっ！』
水面から引き上げられた頃には、滝の根元だった。陸地に這って向かうと今度は背中を踏みつけられた。
『ぐぇ』
ブラピ「今まで散々俺たちの仲間を倒してきたみたいだな」
『ブラピ…』
ブラピ「あーもうその呼び方に関しては反応しないことにした…それで？お前の倒した奴らはどこにいる？」
『…言う訳』
ブラピ「無いとは言わせねぇ、まぁ大体予測はついているが」
髪の根っこを鷲掴まれて下から胸にかけて剣を向けられる。心臓のある辺りをすり…と切っ先でなぞられて鼓動が速くなった。
ピット「ここにいたのかブラピ。やっと見つけられたんだね」
ブラピ「まぁな。こいつにはパルテナもやられたから俺たちは飛べねえ、ここで始末するしか」
次の言葉を言う前に、背中からブラピの足が退けられた。びしょ濡れの重たい服を引き摺って陸地へ登り、彼らを確認するとキーラとダーズが羽と触手で縛り付けていた。
ブラピ「なんだよコイツら…！」
ピット「うぐっ…苦しい…」
キーラ「駆けつけるのが遅れて済まない、コイツらは私たちが処理するからそこで服でも乾かしなさい」
『は、はい！』
木々の間に身を隠し服を脱いだ。上の服を脱いだ時、首を押さえつけられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます！こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…！拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2022年6月16日 1時
