四面楚歌 ページ29
ゆっくり袋から出てジュニアを見据える。オロオロしだした彼はAを少し警戒しているようだ。何も出来ない今フィギュア化させてしまえば…！
『お父さんがどこにいるか分かる？』
Jr「う、うん。この道を真っ直ぐ行けばあるお城にいるよ」
『ありがとう。それより寒くないか？自分が抱きしめてやるよ』
モートン「ソイツに触れるなジュニア！」
抱きしめる寸前でモートンが叫ぶ。ジュニアが木々の間から現れたモートンに気を取られている隙に、がばりと抱きしめて戦闘不能にさせた。そしてすぐに復活できないように布袋にフィギュアを詰める。モートンの舌打ちが聞こえて次々とクッパ軍団がやってきた。
レミー「ぎゃはは！ジュニアったら捕まってやんの！」
ラリー「俺達もああなっちゃう？？」
ロイ「バカヤロウ！これがバレたら俺たちもクッパ様に怒られるんだぞ！」
ウェンディ「ジュニアを返しなさいよ！」
イギー「標的発見！殺しますよ〜！」
ルド「クッパ様のためにも！やるぞ！」
周りを取り囲まれてしまった。布袋を握り、痛み出した腹を抑える。その行動を見逃さなかったモートンがニヤリと口角を上げた。
モートン「おい！アイツ腹が痛むようだぞ！そこを狙え！」
全員「ラジャッ！」
飛んでくる魔法やボールを掻い潜り、腹と袋を死守した。しかし逃げるにしても何処へ行けば…？とにかくジュニアが向いていた方向と逆に行ってみることにした。
『うわっ！…いぃぃ…ん？』
布袋に足が絡まって転んだが、その拍子に腕が光ったのが見えた。肌身離さず付けていたあの人からのお守り。その光を目にしてから、力が湧いてくるようだった。
イギー「追いついた追いついたー！」
ウェンディ「ちょ、ちょっと！なんてもの向けてるのよ！」
ロイ「へっ、そんな物で俺らに敵うかよ」
布袋を背後に、Aは銃を向けていた。腹がまだ痛むがそんな事気にしていられない。もう片方の下げている手には、短剣を持って戦闘態勢になっていた。突進してきたロイに引き金を引く。ロイは案の定クラウンで身を守ったが弾は撃たれない。
ロイ「はっ！？」
顔を上げたときには、Aの刃が振りかざされていた。紫の胞子を飛ばして倒れる。
モートン「ロイー!!お前なんて事をー!!」
うぎゃあああと他のクッパ軍団たちが叫び鈍い光を体から放つ。軍団の一人を倒しただけなのに、全員たちまちフィギュアになってしまったのだ。
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粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます！こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…！拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2022年6月16日 1時
