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海開き海水浴 ページ20

まずはベッドの掃除から始めなければならないな。と頭の片隅で思いつつ胸の中で泣き続ける声を聞く。宇宙船が城に到着し、チコたちに別れを告げて中へ入るとキーラダーズが早速胸の中へ入り込んでキーラが泣き出したのだ。


キーラ《お、お前!お前お前!何故攫われたりするんだよ!私は心配で仕方なかったんだぞ!?》


『はいはい分かりましたから、すみませんでした』


ダーズ《やっと回復が出来る…こんなこともうウンザリだ》


『お二人の回復がまだでしたもんね』


パックンも先程からAの足元にくっついて来ている。ベッドの上の破片の片付けも手伝ってくれた。ふいに首に痛覚が走る。


『いてっ…あ、手当て忘れた』


キーラ《むむ、首を怪我しているじゃないか》


仕方ないなぁとキーラが出てきて消毒を塗られる。ヒリヒリしている暇もなくガーゼを貼られた。


キーラ「ま、どうせ戦っている内に取れてしまうだろうが、念の為だ」


『ありがとうございます…じゃあ暫くは、お休みしましょうか』


ダーズ《当たり前だ。我も貴様もボロボロだろう》


すぅと戻るキーラを確認してAも片付いたベッドに横たわる。パックン用のクッションを置いて正解だった。パックンは気持ちよさそうに寝ている。やはり周りに誰かいるというのは、安心する。


〜〜〜〜〜〜〜


『よぅし!今日も元気に皆を取り戻すぞ!』


全員すっかり全回復して朝を迎えた。まだまだ戦いは長引きそうだが今のところ順調のはずだ。


キーラ《今日は何処へ行くのだ?》


『んー少し暑いので海とかどうですか?』


ダーズ《貴様ら…遊びではないのだぞ》


パックンもワクワクしているのか飛び跳ねている。これは海で決定だな。転移すると、すぐに日差しが肌を焼いてきた。


『まっぶし!しかも暑い!早く海入ろう!』


波打ち際に足が浸かると冷たい感覚が神経を通って身震いをする。人が見当たらないが空気は美味しかった。


『んー久しぶりだなぁ海なんて!みんなで海水浴もしたいな…ぎゃっ!』


突然何かに足を引っ張られた。海の中に引きずり込まれて息ができない。キーラダーズが胸から飛び出しAの手を引いた。


キーラ「何だ急に!」


ダーズ「何処でも敵が現れおって…!」


Aの足元にパックンが飛びつく。思い切り噛まれたのだろう、水中ポケモンのゲッコウガが海から飛び出して砂浜に落ちた。海から這い出たAを狙って別の者も現れる。


ゼニガメ「ゼニー!」

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粗大ゴミ(プロフ) - 青い氷さん» コメントありがとうございます!こんな妄想の垂れ流しを褒めてくださるなんて嬉しいです…!拙い駄文ですがゆっくり投稿していきますので是非最後までお付き合い下さい(*^^*) (2022年8月13日 15時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
青い氷(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください!!応援してます! (2022年8月11日 21時) (レス) id: 76e242a4de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2022年6月16日 1時

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