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ドクマリ「あちゃ〜失敗したかぁ…」


食堂の入口に視線が集まる。額を抑えて項垂れるドクマリを、全員がじとりと見た。


マルス「どういう事なんだ?Aに何かしたのか?」


ドクマリ「彼女には僕のお菓子を分けてみたんだよ。まさか何も起こらないとは」


子リン「いや起こってるから!A皆のこと忘れちゃったんだよ!?」


子供リンクはAに駆け寄って腕を掴む。Aは食事をしていたのでスプーンを持っていない方の腕を選んだ。


『なんだかそうらしいな。でもなんとなくこの世界のことは教えてもらった。もぐ…そしてこのカレーが美味いということも…もぐ』


それを聞いたドクマリは驚き、Aに近づく。カレーを頬張るAをまじまじと見つめて顎に手を当てた。暫く考える素振りを見せて、皆に向き直るとこう言った。


ドクマリ「ふむ…どうやら彼女は僕らのことを忘れているばかりか、印象も変わってしまったようだね」


デイジー「というと?」


ドクマリ「男らしい性格、口調になっている。僕は本当はび.薬を作りたかったんだがなぁ…」


ゼルダ「は!?び.薬!?」


ドクマリ「だって皆、Aのことが好きなのになんにもしないじゃんか!見ていられないんだよ!だから僕がキューピットになってあげようと思ってだな…」


マリオ「俺と同じ顔でそんなことぺらぺら喋るなよ」


それを聞いて顔を赤らめる者、すこし赤面しているがやれやれと首を振る者がいた。そんな中フォックスが手を叩く。


フォックス「一先ずこのことはマスターに報告だ。皆明日も乱闘があるだろう?もう寝ようか」


集まっていた者たちはぞろぞろと部屋を出ていき自室に戻る。フォックスは残っていたマルスに疑問を抱いた。


フォックス「どうしたんだ?後は俺が連れていくから寝てていいぞ」


マルス「いや、最初に彼女に気づいたのは僕だ。僕も同行しよう」


心中で舌打ちをしたフォックスは、それでも彼を同行させた。Aはきょろきょろ城内を見渡して興味深そうにしていた。


『なんだか寮みたいなところなんだな』


フォックス「外装はめちゃくちゃお城なんだけどな…不思議だよ。俺も未だにここの仕組みは分からない」


マルス「Aは本当に僕のことも忘れちゃったの?」


『ああそうらしい…すまないイケメンくん』


マルスがイケメンくんという呼び名がついていたことに赤面していると、マスターの部屋に到着した。Aは真っ先にドアノブを捻る。

☆→←ドクマリの媚薬作成実験



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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます!コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです! (9月11日 23時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます!掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん!ありがとうございます!いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです!こちらこそありがとうございました(*´∇`) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2021年10月7日 0時

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