☆ ページ33
華やかな髪飾りを揺らして皆で並んで歩く。こうやって街並みを眺めながら練り歩くのも中々悪くない。途中皆がコスメを見に行く、とお店に入っていった。Aは特に化粧をしないため遠慮して外にいることにした。
『あれ？ルフレさん？行かないんですか？』
ルフレ女「あ…はい。私は大丈夫…」
店外の長椅子に腰掛けるルフレ。足を眺めて苦しい顔をしていた。
『…もしかして、靴擦れですか？』
ルフレ女「そ、そんなことないです。」
否定する彼女を無視して、目の前にしゃがむ。大丈夫ですから！という声が聞こえないフリをして足を触った。
ルフレ女「痛っ！」
『ほら…真っ赤になっちゃってます。消毒液貰ってきますね』
ルフレ女「いいですって」
『ダメです。大事なルフレさんのためですよ』
『大事な』と言われてしまって赤くなったルフレは、それから大人しかった。消毒液と絆創膏を貰い、丁寧に手当していく。これもスマブラでの生活で何度も経験してきた。
『できました。暫くは安静の方がいいですね』
ルフレ女「ありがとう、ございます…」
『いえ、こんなことしか出来ないので…』
ルフレ女「私にとってはとても大切な思い出です。大好きなAがやってくれたんですから」
見上げると彼女は、赤くなりながら笑顔を宿していた。白い髪に赤い顔がよく映える。素直なルフレに少しドギマギしてしまったAはぱっと立ち上がる。
『み、皆さん遅いですね！いい物でも見つかったんでしょうか！？』
ロイ「はっ！？A！？」
ロイの声が聞こえて辺りを見回す。店の角から、ルフレと同じぐらい赤くなった彼が顔を出している。口元に手を当ててはわわ…と変な声を上げていた。
『ロイさん！どうしたんですか？』
ロイ「いや、君を探してたんだけど…あーやば、しにそう…」
『え！？』
リンク「気にするな。それよりA、ちょっと来てくれないか？」
後ろからリンクも出てきた。聞いたにも関わらず、彼は強引にAの手を引いて歩き出す。
『で、でも皆さんを待たないと…』
ルフレ女「私のAですよ！足が治ったらただじゃおかないんですからねー！？」
勝手にAを連れていった二人に、動けない悔しみで叫ぶルフレ。ロイがすまない！と一言残してリンクについて行った。今度はどこに連れていかれるのやら…。
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです！ (9月11日 23時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます！掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん！ありがとうございます！いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです！こちらこそありがとうございました(*´∇｀) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2021年10月7日 0時
