挨拶(マリオ) ページ4
午前の乱闘も終わり、無事に記録を取り終えたAはファイター待機室へ向かっていた。
『午前は皆すごく頑張ってたな〜この調子で午後も何戦か見られたら…』
どんっ
『わっ！』
？「オオゥ！」
バインダーを眺めながら歩いていたら、人にぶつかった。赤い帽子にオーバーオール。大変有名なあの方だ。
『あ！マリオさん!!すみません前を見ていなくて…！』
マリオ「いや、気にしないでくれ。僕も不注意だった、すまない」
きちんと帽子を脱いで謝ってくれたマリオ。
『か、かぁっこいいですね!!流石マリオさんです！スマブラ…いえ！任天堂の顔です！』
マリオ「いや照れるなぁそんなに褒めてもキノコしか出せないぞ？」
照れて頭を掻きながら、本当にスーパーキノコを取り出した。ありがたくいただいた。
マリオ「これから記録かい？」
『はい！マリオさんは乱闘ですか？』
マリオ「ああ、よかったら僕の乱闘を記録してくれよ！」
『是非！』
こうしてマリオと待機室に歩いた。意外とすぐに着いたそこは、既に他のファイターたちが集まっていた。
ピーチ「あらA！それにマリオ！今日は貴方もいるのね♪楽しみだわ♪」
ゾワッという効果音がマリオの背後から聞こえた。
ルイージ「に、兄さん…この間のドロップキックはやめてくれよ？あれで2週間は動けなかったんだから…」
ルイージはびくびくと縮こまってしまった。どんなドロップキックだったんだ。
クッパ「待ちくたびれたぞ。貴様で最後だ」
相変わらず存在感が凄まじいクッパは、腕を組んで彼と大きさが合わない椅子に座っていた。後で備品も整えなくては。
そろそろ乱闘が始まる。アナウンスが鳴り響くと、4人はステージ転移の装置に入っていった。
『皆さん！今回は記録しますので頑張ってください！』
ピーチは笑顔で手を振り、ルイージも笑って控えめに手を振ってくれた。クッパは相変わらずふんと鼻を鳴らすと、そっぽを向く。あれで満更でもなさげなのがちょっと可愛い。するとふいに、マリオが立ち止まって戻って来た。
『？どうかしましたか？』
彼は膝まづき、Aの手の甲をとった。
チュ
『！？』
マリオ「今回もいい試合にしてみせるよ」
後ろでピーチやルイージが何か言っているがよく聞こえない。ぼぼぼと集まる熱を顔を仰いで逃がそうとした。
『えあ…』
マリオ「君への挨拶は、かかせないからね」
彼は、帽子のつばを掴んでウインクをして見せた。
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです！ (9月11日 23時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます！掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん！ありがとうございます！いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです！こちらこそありがとうございました(*´∇｀) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2021年10月7日 0時
