☆ ページ30
心地よい揺れに瞼が重くなるが、頑張って意識を保つ。何故なら両隣の美女たちに負担をかけさせない為…
『自分場所取りすぎてますかね…やっぱり邪魔なんじゃ』
マスハン「大丈夫ですよ!お二人共よく寝ていらっしゃるので!」
『くっ…!いい匂いだなぁ!!』
ピット「なんだかAさんの変態度が増してる気がします…」
移動手段は転送装置でもよかったのだが、折角の旅行気分を味わいたいとマスハンが言うので大型のバスになった。もちろん全員乗っている。
ピーチ「んん…?あらごめんなさい!Aに寄りすぎちゃってたわ!」
『あ!いえ全然!むしろ起こしちゃったみたいですみません…!』
ピーチ「そんなことないわ!も〜A可愛い!」
目覚めたピーチがぎゅうとAを抱きしめて再び眠りについた。更に動けなくなったAは体がぽかぽかしていた。隣のデイジーは起きる気配が全くなかった。Aの隣の席争奪戦で負けた者たちはほとんど屍になっていた。
〜〜〜〜〜〜〜
マスハン「着きましたよ〜!京都のようなところです!」
『ようなところ?』
マスハン「はい。正確には京都ではないのですが、それっぽいところなので。さぁて私は好きに観光するので皆さんもご自由にどうぞ〜!あ、一般人はいないのでご安心ください」
まぁ自分で好きに周りたいだけだろう。彼はそそくさとバスを降りてどこかへ行ってしまった。他の皆も各々好きなところへ歩き出す。Aの腕に誰かの腕が回った。
『あ、ゼルダさん。誰と行動するんですか?』
ゼルダ「もちろんAに決まってるじゃない!さ!デートに行くわよ!」
マリオ「いや俺たちもいるけどね」
ゼロサム「そうだぞ。抜けがけは許さん」
しれっと後ろにいたマリオとゼロサムにツッコまれるゼルダ。うっと肩を落とすゼルダ。ゼロサムは、自身のスタイルを抜群に活かしたパンツ姿で金髪を靡かせている。ぽぅと見惚れながら歩いていると何かを踏んだ。
『んんっ!?これは…』
ピチュー「ピッ!」
向こうから慌ててピチューが走ってきた。それを追いかけてクロムもやってくる。
クロム「すまない。ピチューが絵馬を落としたらしくてな、もしかしてそれか?」
『あ!これですか!?』
ハート型だと思っていたらなるほど、絵馬か。踏んでしまったところを払って持ち上げる。持った時に見えてしまったが、その絵馬には「Aとずっといられますように」と書かれていた。
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます!コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです! (9月11日 23時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます!掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん!ありがとうございます!いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです!こちらこそありがとうございました(*´∇`) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2021年10月7日 0時