意外と気が合う(スネーク) ページ28
立ち込める紅茶の暖かな湯気を見つめて彼を待つ。そう、先日ガノンドロフの看病に行くことを黙ってくれていた彼、スネークだ。スネークの部屋で落ち合うつもりだったが、肝心の本人は急遽乱闘が入ってしまい一人で待っている。
『なんか緊張するなぁ…』
猥談、といっても自分はそこまで大きな性癖的なものがないし、第一年下の女性とこんな話を持ちかけるスネークもどうかと思うが…。
スネーク「何に緊張しているんだ？」
『びゃあ!!!!』
突然天井から現れた髭面に驚いてひっくり返る。スネークは降りてAの手をとってくれた。
スネーク「すまない待たせたな」
『大丈夫です…早かったですね』
スネーク「秒で終わらせてきた」
『お疲れ様です。で、自分あまり猥談に詳しくないのですが、それでもいいんですか？』
スネークを紅茶の置いてある席へ施す。彼の場合はコーヒーだっただろうか。
スネーク「勿論だ！むしろ猥談といっても、女性の君の視点から見た彼女たちのことを知りたいだけなんだよ」
『なるほど。新しいタイプの変態なんですね』
スネーク「こんな話にのる君にもそっくり返すよその言葉」
一口、紅茶を流し込むとホッとした顔でAを見る。乱闘してきたとは思えないぐらい爽やかな彼だった。
『スネークさん的には気になってる人とかいるんですか？』
スネーク「いるにはいるが、そこじゃないところから話そうか。実際パルテナは履いているのか？」
「履いてますよ。下着だけじゃ心配だからってこの間スパッツをあげました。」
ある意味個人情報だが、言いすぎなければ大丈夫だろう。それから色んな人の話をした。知っている範囲でスネークの質問に答えていると、ゼルダの話題になった。
スネーク「女性は大変なんだな。…あ、なぁゼルダは」
『はっ！はい！』
スネーク「やけに過剰反応だな。やっぱり君たちはデキてるのか？」
『いやお付き合いだなんてそんな滅相もございません』
スネーク「ふぅん…俺からしたらお似合いだと思うがね。でもまぁ、君がゼルダとくっつかないというならチャンスかもしれないな」
『ん？』
足を組み、肘をついてこちらを眺めるスネーク。その眼差しに食われそうだと思った。
スネーク「俺の好きな人、まだ分からないか？」
『はい…』
スネーク「ならそれで構わない。いつか分かるはずだからな」
にこりと少しだけ笑ってくれた彼は、なんだか寂しそうに見えた。
こんな思い出作り(複数)→←たまには休みなよ(ガノンドロフ)
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです！ (9月11日 23時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます！掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん！ありがとうございます！いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです！こちらこそありがとうございました(*´∇｀) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2021年10月7日 0時
