いい経験 ページ23
起きた時の違和感にすぐに気づけた自分を褒めたい。胸に下着が全く合っていないことや、股間が窮屈なこと。諸々おかしく感じたが確信したのはこの声だった。
『…声低』
慣れない声に寝ぼけた頭はついていけず、呑気に顔を洗いに行こうと立ち上がる。いざ鏡の前に立つと、大きな悲鳴が鳴り響いた。
『なっ！？』
慌てて部屋を飛び出す。寝間着なのも気にせず声の方へ走るとピーチが倒れていた。
『ピーチさん！？どうしたんですか！？』
ピーチ「うぅ…これは、夢なの？私の体が、男に…」
そこまで言って完全に気絶してしまった。自分の腕の中で眠る彼女は、確かに男の骨格になっていて驚いた。その時後ろに影がのびた。
アイク「A！？お前…」
『おはようございます、じゃなくて!!アイクさんそれ…！』
彼も同様背が小さくなっており、セミロングの青い髪を鬱陶しそうに払い除けていた。なんということだ、これはまるで
『性転換…』
マスハン「あー!!やっぱり！もうなんてことを…」
『あれマスターさん？』
いつの間にか隣に浮いていたマスハンは、握りこぶしになってぶるぶると震えていた。
『やっぱり、とは？』
マスハン「いやね、今度新機能を追加してみようと思って性転換の項目を増やしたんですよ。そしたらクレイジーのやつが間違えて壊してしまって…」
アイク「故障したからこうなったのかよ」
『そもそも何故そんな項目を？』
マスハン「男性と女性、お互いいつもとは違う体で能力値も違う！そんな中乱闘をするなんて面白いじゃないですか！記録も捗りますよぉ〜」
確かに面白い記録は取れそうだ。ここに来てからそれぞれの人の能力値を比べることが楽しくなっていたAは、少しわくわくしてしまっていた。
アイク「まあ…新しい乱闘スタイルと考えれば…」
『うーんでもお腹すいたので、先にご飯にしましょう』
さっきから鳴りっぱなしのアイクのお腹を気遣い、食堂へ施す。この感じだと皆
ピット「うわぁあ!!やめてくださいよぉ！」
ベヨ「あら恥ずかしがっちゃって…私がいい男過ぎるからかしら？」
ルキナ「男ならまな板でもおかしくないですよね!!(ヤケクソ)」
マリオ「女装ならまだしも本当に女になるとわ…」
リンク「…っすね」
ほら見ろ。中々面白いことになっているではないか。というかピットさん、声変わってないんすね。
『おはようございます』
全員の視線が自分に集中した。
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです！ (9月11日 23時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます！掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん！ありがとうございます！いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです！こちらこそありがとうございました(*´∇｀) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2021年10月7日 0時
