かじかみ(ブラピ) ページ11
午前の乱闘が終わり、記録をまとめてマスターハンドのいる管理室に持っていく。ドアをノックすると相変わらず大きい手は椅子に重心を預けていた。パソコン越しに覗いてきた彼は、Aを見るとパァッと周りに花を散らす。(表情は分からないが)
マスハン「待ってました〜！お疲れ様ですAさん！」
『お、お疲れ様です…なんだかご機嫌ですね？』
マスハン「ぬふふ…実はね、そろそろ炬燵を新調しようかと思いまして、注文したんですよ！やっと！」
『あー確かに寒いですもんね。これで皆さんもすぐ暖まれますね！』
ぬくぬくと炬燵で暖まる皆の姿が頭に浮かび、勝手に口角が上がってしまう。マスハンに記録用紙を提出して出ていこうとすると、呼び止められた。
マスハン「ああ待って待ってAさん。もう一つお願いしてもいいかな？」
『はい、なんですか？』
マスハン「午後の乱闘の記録予定はないでしょう？庭の掃き掃除をやってほしいんだけど…」
『自分でいいならやりますよ』
マスハン「さっすがAさん！ありがとうございます！道具はそこにあるから、好きなの使ってくださいな〜」
終わる頃には炬燵が届いていますから！と付け加えられ、益々掃除にやる気が出た。
〜〜〜〜〜〜〜
「不思議な力が湧いたらど〜しよどーする？♪」
落ち葉を掃く気持ちのいい音を聴きながら、箒を動かしていく。帰ったら炬燵があると思うと楽しみで仕方なかった。歌いながらノリノリで掃除をしていたら、誰かに背中をつんつんされた。
『ばっ!!…あ、ブラピさん』
ブラピ「ブラックピットだ!!で、お前こんなとこで何してる。もう夕方だぞ」
『ぅえ？あほんとだ。気づきませんでした…』
呆れ顔のブラピはAの顔を見て、手を伸ばしてきた。そのまま鼻をぎゅむと摘んできたので慌てて振り払う。絶対ブスになってる…。
ブラピ「鼻真っ赤で冷えきってるじゃねぇか。ほら、中入るぞ。マスハンがコタツ？とかいうものがどうこう言ってたしな」
『そうですね、そろそろ入りましょう』
道具を持とうとすると、さり気なくブラピが奪っていった。一瞬ぽかんとしたが急いで彼を追いかけ隣に並ぶ。
『自分が持ちますよ！』
ブラピ「これくらい甘えてろ。それよりさみぃだろ」
彼は自身の羽でAを抱き寄せる。羽に肩を抱かれながら歩くが中々恥ずかしい。ブラピの漆黒の翼は、意外にも暖かくて安心してしまった。
ラッキースケベという名の虚無(夢主無し)→←気になるあの子(ルフレ女)
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます！コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです！ (9月11日 23時) (
レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます！掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん！ありがとうございます！いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです！こちらこそありがとうございました(*´∇｀) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2021年10月7日 0時
