検索窓
今日:20 hit、昨日:26 hit、合計:41,906 hit

横顔 ページ41

リンク「バレッタって…」

『あの…入口で捕まってたゲルド族の人』

リンク「ああ…」

すごく心配をかけたくせにまた迷惑もかけるのか。自分でも呆れた。でも彼女は助けたい。ここは意地でも自分だけで行くしか…

リンク「いいよ、行こう」

『え!?いいの!?』

リンク「当たり前だろ。目の前で困ってる人は助けるに決まってる」

『ありがとうー!!リンク大好き!!』

リンク「ばっっっ!?抱きつくな!!女の子が軽々しく男にさわっちゃダメだろ!」


〜〜〜〜〜〜〜

ということでまた私たちはイーガ団アジトの入口まで戻ってきた。そこには変わらず寒そうに震える彼女の姿が。

『バレッタ!!』

バレッタ「!なんで来たの!?早く逃げてって言ったじゃない!」

『貴女を助けに来たんだよ!リンク!アレ出して!』

バレッタ「え?」

リンク「どうなっても知らないぞ…っふん!」

リンクはリモコンバクダンを取り出しバレッタの檻へと投げた。すかさず距離をとった彼女は爆風に巻き込まれずに、無傷で檻だけが壊れた。

幹部「なんの音だ!」

リンク「ほら来た!逃げるぞ!」

Aはバレッタの手を掴んで走り出す。ちゃんとイーガ団が追ってきていた。

『お前らの檻弱すぎだかんな〜!』

べーっと舌を出してすかさずリンクの手を握る。

リンク「ワープするぞ!」

『うん!』

三人は青い光になって消えた。

〜〜〜〜〜〜〜

ゲルドの街の前の祠にワープをした私たち。バレッタはお礼を言うとすぐに街へ戻って行った。

リンク「よし!俺達も入るか」

『待てー!そのままだと殺される!』

リンク「え?」

そう、リンクとAはイーガ団アジトにいる時は普通に防寒着だったのだ。リンクはいそいそと着替え始めて口布を付ける。Aは防寒着の下に民族衣装を着ていたので脱ぐだけで終わった。

ルージュの御前につくと、本人はいなかった。隣のビューラに話しかける。

ビューラ「ルージュ様なら2階だ。あの方もお前たちのような奴らを寝屋に通すなんてな。いいか!ルージュ様に何かあったら!」

『タダじゃすまない、ですよね。大丈夫ですよ!彼女とはお友達になりたいだけなんです』

そして2階へ。ルージュの寝室に伺えたが彼女は外にいるようだ。私は特に何も思わなかったが、リンクは女の子の部屋に入ることに恥を感じているようだ。ちょっと歩き方がぎこちない。彼女は私たちに気づいて振り返る。暗くなりかけている空に、彼女の横顔が美しく映えていた。

童→←コー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
設定タグ:ブレスオブザワイルド , ゼルダの伝説 , リンク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2021年9月22日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。