年齢2 ページ8
と、いうことはこの流れでソーンくんの歳もきけるのではないか？
『…もし9歳とかだったらどうしよう…』
それは犯罪だ((
いやいやあの見た目だし9歳はないよね。せめて12…13ぐらいか？頭でぐるぐる考えていると前からの人物に気付かずぶつかってしまった。ぶつかる直前視界が黒とピンクに染まった。
『わぁっ！！…あ、すすすみません！！』
｢いや、こちらこそすまない…｣
｢気をつけた方が良いぞ｣
｢どうしたんだ？なにか考えていたようだが…｣
ぶつかったのはルチアーノ。そして彼を挟むようにジャスティスと桜華がAの目の前にいる。
『すみません…ここの皆さんの年齢を考えていたら…』
｢年齢だと？｣
｢何故そんなことを？｣
『いや、今日アリーナもないし暇だったので…』
でも、この人たちの年齢も気になる…。ルチアーノさんは50と聞いていた。ジャスティスさんは30？ぐらいで、桜華さんは25,6ぐらいかな？
｢私は54だが…｣
やっぱり。ルチアーノさんは律儀に答えてくれた。次はジャスティスさんが口を開く。
｢そういえば皆自己紹介はするけど歳までは話さないよな〜。俺は、40だ｣
『もっと若いかと思ってました…』
そりゃあありがたいな！と笑うジャスティスさんの次は桜華さんが言ってくれるのかと思いきや後ろからグスタフさんもやってきたようで、そちらと話して始めてしまった。
｢じゃ、俺たちは行くからな｣
｢女性に聞くときは、気をつけろよ｣
ジャスティスさんとルチアーノさんは先に行ってしまい、同盟組と私だけが取り残され気まずい雰囲気になってしまった。すると、桜華さんは一通り話し終わったためか、私の方を向いてくれた。
｢話の途中だったな。我は6000歳である。しかし、自分の生まれた月など、そう覚えていなくてな…｣
『ぅえ！？！？』
｢ちなみにグスタフは30だ｣
『ぅうえ！？！？』
驚きに驚きが重なってもはや変な声しか出なかった。暫く固まっている私を桜華さんとグスタフさんはよしよしと撫でてくれた。何故か。
＿＿＿＿＿
目的の人物をやっと発見し、急いで駆け寄る。
『ソーンくん！』
｢Aさん！！｣
名前を呼ぶと、大層嬉しそうな顔をしてこちらを見た。早速聞きたかったことを聞いてみる。
『あの…ソーンくんに聞きたいことがあって…今更なんですけど、ソーンくんって、何歳…なんですか？』
｢え？今年で…11ですね！｣
わぁお。私は小〇生とお付き合いしていることになっているのか…
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作者名：粗大ゴミ | 作成日時：2019年6月2日 0時
