僕の冒険譚 (ページ13)

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第十二話ページ13

悠蘭さんを置いて歩いてからというものの
歔ノ覇が、ずっと悠蘭さんの事を僕に話していた。

やはり、厨ニ病同士なにか繋がるモノがあったらしく歔ノ覇は興奮しながら話している

うざい

歔ノ覇「だいたいよォあんな綺麗な人がさ、俺と同じなんて驚きだろ！？」

アンタの脳のが驚きだと僕は思うが。
大体、同じ台詞を何度繰り返せば気が済むんだ？今の台詞もう５回目くらいだろ

A「世の中には見た目と中身が違い過ぎる人も存在する。っていう結論でいいだろ。もうこの話しやめようぜ？」

という僕の台詞ももう何度目かになる。
歔ノ覇…僕の話し聞いてるのか？

歔ノ覇「はぁ…とうとうこの俺も恋煩いか？」

A「知らねぇよ」

どうでも良い。早く進みたい

歔ノ覇「あの全てが完璧な女俺ァ初めt…」

『ズドォォォォォォオンッッッ！』

歔ノ覇が言い終わる前に空から何かが落ちてきた。

歔ノ覇「なんだよ！俺の話し最後まで聞けよ！」

A「んなのどうでも良い。何が落ちて来たんだ？」

暫く落ちてきた場所をみて居ると
砂埃の中から人影の様なものが見えた。
嫌な気配がしつつも見ていると

黐如沙「久しぶりィィィイ！！！」

黐如沙が僕に抱きついてきた。

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黐如沙「もう捜したんだよA～」

A「何で僕を？」

黐如沙「あのね、あの後ふらふら飛んでたら醒婀が来てね『縻沙由が言ってたAっていう奴、先程見たぜ？』とか言って来たからアレ？Aってあの子だよね？って思って。暫く考えた末にそういえば人間の世界からAとかいうやつを呼んだとかお姉様が言ってたなって分かって、分析したらもうそのAには会ってたって分かったの！お姉様によると凄く面白くて暇潰しになるような奴らしいから暇潰しする為に捜したの！！」

A「そ、そうか」

黐如沙が何て言ってたのかは途中で考えるのをやめた。
だって、言葉をまともに話せて無いんだぜ？
聞き取る方の見にもなってくれ。
こんな奴の話を聞いていると耳が痛くなる

歔ノ覇「ん？まてよ。黐如沙、今お姉様って言ったか？」

黐如沙「うん！」

歔ノ覇「そのお姉様って何て名前だ？」

黐如沙「アタイのお姉様は縻沙由だよ～」

A「縻沙由…？」

縻沙由って何処かで聞いたな
確か…あ、あの魔術師がいってたな。
えっと…誰だっけ……あっ

歔ノ覇「お前、魔王様の妹なのか！？」