もう一人のお姫様２

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ケースケ「ていうか…コックリさんって、何？」



私は前に誰かに聞いたような気がする。



『起源はヨーロッパにあるんだよ。


日本に伝わってきたのは明治頃なんだけどね。


日本のあるところに漂着したアメリカ人の船員が


テーブルを囲んで霊に質問に答えてもらう、


テーブルターニングっていうのを日本人に教えたんだって。


それが広がる内に、狐の霊を…っていうか妖怪を呼び出して占いをする


コックリさんになっていったんだよねぇ。間違いでなければ。』



オウ「うん、姉ちゃん正解。」



シノ「私も前にそう聞いた…。」



『ま、近代になって子ども達の間でブームになったんだけど、


面白半分でやりすぎる子ども達が多くて


大人達に禁止されることが増えちゃったんだけどね。』



昔誰かがやってるのを見た。



コックリさんってふざけてやっていいことじゃないんだよね。



アキノリ「…オレのセリフ全部取るなよ…。」



『え、あ、うん、ごめん。』



オウ「別にいいだろ？姉ちゃんだってこういうの得意なんだよ。」



ケースケ「は…ハハハハ…狐の霊とか妖怪とか…有り得ないし…。」



あ、そっか、信じたくないんだっけ？









＊

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