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ナツメ「Aさん!」
『ナツメちゃん。』
ナツメ「これ忘れてったよ!」
そう言って渡してくれるのは鞄。
あ、学校の。
逆に忘れるってすごいね私←
ナツメ「こんなところで何してるの?」
『え?話してた。』
ナツメ「誰と?」
『誰って…。』
ハルヤくん達の方を見る。
『いなくなってる…?』
どっか行っちゃった…。
『何でもないや。』
ナツメ「そう?」
『うん。』
言わない方がいい気がするし。
ナツメ「途中まで一緒に帰ろう!」
『いいよ。』
…何だか、変な感じ。
こう、気を失った日ってすごく疲れるって言うか。
何か…疲れた。
『眠い…。』
ナツメ「疲れちゃった?」
『みたい…。』
ナツメ「今日走ったもんね!ゆっくり休んで!」
『ありがとう。』
…一体誰が、
私に声をかけているんだろう。
『誰かの声が、』
ナツメ「?」
『…何でもない。』
聞こえるんだ。
.
.
“___。”
.
.
『…。』
また呼んだ。
私じゃない名前で、誰かが、私を。
最近、毎日のように、
呼んでくるんだ。
*
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愛と勇気 - ヨシノさん» 初めまして!コメントありがとうございます!頑張ります、ありがとうございます! (2018年12月13日 13時) (レス) id: 7edef4109e (このIDを非表示/違反報告)
ヨシノ - はじめまして!とても面白かったです(≧∀≦)更新楽しみにしています頑張ってください(*´∇`*) (2018年12月12日 16時) (レス) id: fe14cd9ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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