71 ページ26
『んん…。』
オウ「姉ちゃん?」
『…何でもないよ?』
何だか、体重い…。
シノ「…。」
『ちょっと寝てくる。』
.
.
−オウside−
オウ「…何でアイツが出てくるんだよ!」
そう言って軽く壁を殴る。
シノ「ちょっと…お姉ちゃんの前で言わないでよ?」
オウ「分かってる!!」
…アイツが出てきたら、姉ちゃんは
オウ「Aが…また消えちまうっ…!」
どうしても、それだけは嫌だったのに。
どうしてまたこんなことになるんだよ。
シノ「消させないよ。そのために私達は今ここにいる。」
分かってる。
でも、
オウ「もしまた失敗したら?」
それが怖いんだよ。
もう、消えさせたくない。
死なせたくない。
シノ「そういうことばかり言うのやめない?」
オウ「何回見てきたと思う?アイツが出てきてしばらく経ってから、」
シノ「もう何年も経ってる。最初に出てきてから。」
…そうかもしれない。
でも、上手くいかない可能性だって十分にあるんだ。
シノ「オウが弱気になればなるほど失敗するかもしれないんだよ。」
分かってる。
分かってるんだよ。
オウ「でも、怖いんだ。」
怖くて、仕方ない。
シノ「…そう、だね…。」
*
37人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛と勇気 - ヨシノさん» 初めまして!コメントありがとうございます!頑張ります、ありがとうございます! (2018年12月13日 13時) (レス) id: 7edef4109e (このIDを非表示/違反報告)
ヨシノ - はじめまして!とても面白かったです(≧∀≦)更新楽しみにしています頑張ってください(*´∇`*) (2018年12月12日 16時) (レス) id: fe14cd9ab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ