合作～♪2 (ページ7)

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夢を見ていた（ルーにゃ）ページ7

気がつけばそこは真っ白な空間だった

ただ、真っ白い空間なのではなく

一部だけ自然があったり

一部だけ楽しそうな公園があったり

一部だけ暑く乾いた砂漠があったり

一部だけ雪が降っている雪原があったり

とにかく不思議な空間だった

ーーでもこの空間に来るのは何故か初めてではない、そんな気がした

『約束、守ってくれたんだ』

公園の方から声がした

「貴方・・誰？」

公園のベンチに座ってる5歳くらいの女の子に聞く

『私？あ・・そうか、もう10年経つからね』

「10年・・・？」

『そう、10年・・・10年前の君はね、約束をしてくれたんだよ』

「どんな・・・約束？」

私は恐る恐る聞いてみた

『10年後、また会いにくるねそして、必ず私の分まで生きるって』

「貴方の分まで生きる？」

『そう』

「貴方の分まで生きるってどういう事？」

『そ・・は貴方が・・・思い・・して』

何故かあの子の声が途切れて聞こえる

「貴方、声が・・・」

『そうか・・う夢・・・覚める・・間』

「夢・・」

「そうだ！貴方、名前は？」

『わ・・の名・・は”音葉”だよ』

音葉・・その名前だけは、はっきりと聞こえた

朝起きると、見慣れた部屋のベッドで目を覚ました、私は夢なんか見てもすぐ忘れてしまう・・だけど昨日見た夢ははっきりと覚えていた

「ねぇ、お母さん」

「どうしたの？」

「音葉って子知ってる？」

「知ってるもなにも、音葉ちゃんは貴方の大切な友達でしょ」

「そっか、ありがと」

その時全て思い出した
音葉は私の10年前の大切な友達
でも今は居ない
音葉が居なくなってずっと泣いてて
泣き疲れて寝ちゃって
その時夢で、約束したんだ
私の分まで生きてね、生きてたらまた此処に来てね
そう、約束したんだ

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思ったよりも長くなって自分でもビックリしてる