あー。私もうすぐ死ぬな…(確信) ページ6
考え込んでいたら、ライトさんが自己紹介をしてくれてた。
私はタイミングを見計らってディアラバの世界にトリップしてきたことをライトさんに話した。私がディアラバのことを知っていることは伏せて。突然知らない世界にいた、ということにした。
なんだかそちらの方がライトさん方が吸血鬼って知らない事になるから悪あがきにしても吸血されなくていいかなって思ってた今日この頃!
我ながらに頭いい!って自画自賛しながらいると、ライトさんがニヤッてしてこう言った。
「じゃあ〜、僕達の家に住む〜?」
突然の言葉に驚いたが、平静を装って答える。
「流石に申し訳ないですし…」
「え〜?でも行く宛無いんだよね〜?」
うっっ。確かにそれはそうだ。
でも…
私は行く宛がない以上に問題が一つ。
それは…
推しがいることだ。
私には住ませてもらうもらわない以前に推しがいるかいないかの問題で悩んでいるのだ。
だってそうだろう!?推しだぞ!?推しがいるんだぞ!?結婚したいとかそういうリア恋じゃないにしても、私の最愛の推し・シュウさんがここにおられるんだぞ!?てか今同じ空気吸ってんだぞ!?
あ…待ってそうじゃん。同じ空気吸ってんじゃん。
えっっ。待って深呼吸。すぅ…はぁ。
深呼吸してライトさんにやはり答えを言う。
「でもやっぱり申し訳ないですので。」
こんな女が急に住むことになっても推しが嫌がるだけだと思うし。推しが嫌そうな顔を見るのは嫌だし。そんな顔を見るくらいなら野宿した方がましだし。
私の答えにライトさんは
「じゃあどうするの?Aちゃん、行く宛ないのに。」と言う。
「そう、ですけど…」
「野宿するのは危険だよ?」
確かに…でもなぁ…うーん、……………
考えて考え込んだ末に出した答えは、
「では…少しの間でいいので、泊めていただけませんか…??」
ためらいがちにそういうと、ライトさんはニコッと笑って、
「いいよ〜!!」
と言ってくれた。
なるべくはやく新しい宿舎を見つけよう。
そう思った時。
ライトさんが、
「じゃあ、Aちゃんをみんなに紹介するから、リビングに行こっか〜!!」
ん?…ちょ、ん?
ミンナニショウカイシニイク?
みんなって、そのまさか…一応確認。
「みんなって誰ですか?」
ライトさんは笑って言った。
「さっき言ってた僕の兄弟の事だよ!んふっ」
あ………お父さんお母さん。
私は余命を感じました。
これから、最愛の推しに会うんですって…
私、どうなるんでしょうか…??
これは夢…??バチンっ(ビンタした音)…嫌違うか…→←ヤベェ…ここは天国か??
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シオン - 見てくれてありがとうございます!面白いと思ってくださりとても嬉しいです!!(ノ≧▽≦)ノ (3月6日 18時) (レス) id: 1ed1803671 (このIDを非表示/違反報告)
れんと - とても面白かったです!!俺もシュウさん好きなのでわかります! (3月6日 15時) (レス) @page17 id: 1ada435888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2024年2月1日 0時