案外いいクラスかもしれん…！ ページ16
「今日から転校生がこのクラスに転校してきます！」
先生の声が、教室の中から聞こえる。
今は先生の合図があるまで教室のドアの前で待機している状態。
めっちゃドキドキしている。
教室内からはざわざわと騒がしく、これからここに入っていくのかぁと緊張でいっぱいになる。
案外我あがり症なんだよな。
深呼吸して落ち着かせていると。
「では、入ってきてください」
先生が私に合図を出した。
心臓がドキドキしているのを感じながら、
「はい。」
と言ってドアを開ける。
視線が私に一気に集まる。
内心ウッてなりつつも、私は笑顔を絶やさない。
「それでは、自己紹介をお願いします。」
先生がそう指示をしてくれたので、私は綺麗に一礼をして、
「清水Aと申します。趣味は読者とアニメ鑑賞です。どうか皆さん仲良くしてください。よろしくお願いいたします。」
と外面を全開にして自己紹介をする。
すると私を歓迎してくれるかのように拍手が起こる。
お、案外いいクラスかも…！
私が自己紹介を終えると先生は笑顔で
「じゃあ、Aさん。貴女の席はあの後ろの席です。」
と教えてくれた。
私は
「ありがとうございます。」
と言って席まで行って、無事に着席した。
自己紹介等も失敗して噛んだりせずに言えたので及第点だろう。
ふぅ、と息をついて安堵していると。
隣の席の男の子が話しかけてきた。
「隣の席の村越 優馬です。よろしくね」
と自己紹介をしてきた。
「よろしくね！村越君！」
そう笑顔で返すと、
「優馬でいいよ！」
と言ってくれた。
「じゃあ、優馬君！よろしくね！私のことも、Aって呼んで！」
と言う。
すると優馬君も笑顔で
「分かった！よろしく、A！」
と言った。
お、案外イケメンかもこの人。
何か犬系だ！
と何かと失礼かも知れないようなことを考えていた。
あの後にクラス全員の子達が自己紹介を一人一人してくれて、八割は名前と顔を覚えた。
名前を覚えたりするのは得意である。
今日１日はいい子を演じたけれど、明日からは堂々とサボりますんで！
我！！！！
サボり宣言をしている今は帰りのリムジンに乗っている状態。
暇すぎて眠気がきたので目をつぶっています！！！
相変わらずの静けさに気まずくなりつつ、まぁ寝ているように私は皆さんから写っていると思うから何も影響はないと思うけど！と自分も訳がわからないことを思っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオン - 見てくれてありがとうございます！面白いと思ってくださりとても嬉しいです！！(ﾉ≧▽≦)ﾉ (3月6日 18時) (
レス) id: 1ed1803671 (このIDを非表示/違反報告)
れんと - とても面白かったです!!俺もシュウさん好きなのでわかります! (3月6日 15時) (レス) @page17 id: 1ada435888 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シオン | 作成日時：2024年2月1日 0時
