episode26 ページ34
自室
『はぁ〜…。』
(体が重い…。昨日…吸われ過ぎちゃったかな…。)
私はベッドの上に仰向けで寝っ転がっていた。
『…もう1回寝ようかな…。』
と言って、布団の中に潜り込んだ。
ギシ…
(え…だ…誰…?)
ベッドのきしんだ音が聞こえる。誰かが自分のベッドに入ってきたのだ。
おそるおそる布団をめくると、そこには…
『…シュウ…?』
シュウがいた。
『何でここにいるの…?』
シ「寝るからだけど。」
『寝るなら自分の部屋でもいいんじゃ…。』
シ「…あんたも寝るんだから、別にいいだろ。」
『でも…。』
シ「いいから寝ろ…。」
と言うと、シュウは私を抱きしめた。
『むぐっ…。』
(ちょっと苦しい…けど…まぁ、いいや…。)
『…シュウ…冷たくて気持ちいい…。』
私はシュウにもっとくっついた。
シ「…。」
『んん〜。』
すると、シュウは私の首に唇をおとした。
『あっ…!』
そして舌を這わせる。
『んっ…っ…だ…だめ…。』
シ「ククッ、感じすぎじゃないの?」
『っ…!そんなことない!!』
シ「あんたが望むならもっとやってやるぜ?」
『っ…。』
シュウは私を見つめる。
『じゃあ…。』
と言って、私はシュウに耳を向けた。
シ「何?耳がいいの?」
『…うん…。』
とうなずくと、シュウは少し笑い、耳をなめ始めた。
シ「ペロ…チュ…。」
『あ…う…。』
シ「あんたの声…甘くて好き…チュ…。」
『ふわぁっ…耳で…しゃべんないで…。』
シ「でも、血の方がもっと好きだ…。」
『あ…。』
シ「まぁ…今日は吸えないけどな…チュ…ペロ…。」
『んぅ…。』
(昨日あの2人に吸われて体が重いこと知ってるのかな…?私、吸血しないで…とは言ってないから…。)
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あん-an- - アリスさん» 神作品だなんて…!めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新し続けていくので、よろしくお願いします! (2022年10月10日 7時) (レス) id: 7d3a5d29cb (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 久しぶりにディアラヴァみたら、最近更新されてて!しかも内容もめっちゃ良いという神作品でした(*´▽`*)これからも無理せず頑張ってください!!! (2022年10月10日 0時) (レス) @page38 id: 9417752f32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あん-an- | 作成日時:2022年8月18日 16時