復活 ページ46
お久しぶりです、坂本です。
病んでましたけど、無事に復活しました。
皆褒めて！！！
『ってなわけで、またお願いします』
直人「……」
岩田「……」
登坂「……」
ELLY「……」
今市「……」
直己「……」
山下「……」
敬浩「うん、さかもっちゃん、何も「ってなわけで」じゃないんだわ」
関係者各位を集められた場で、私が頭をあげると、誰もが苦笑いを浮かべてた。
何ならTAKAHIROさんに呆れられてる。
登坂「元気過ぎだろ……」
ELLY「まぁそれがあの子のいい所なのかもしれないけど……」
直己「しかも、復帰初日でハイテンションだし……」
直人「テンション高すぎて若干キャラ違うよね……」
今市「まぁあの時に比べれば……かもしれないけど」
山下「限度はあるよな……」
三代目が密談してる横で私は絡んでくれたTAKAHIROさんを捕まえた。
『普通に考えてください。
私のストレスの根源はあの人と、それに関する仕事でした』
敬浩「はい」
『でしたが、その根源は諸々消えました』
敬浩「はい」
『私のストレスの原因が無いんです』
敬浩「……はい」
『この環境を喜ばずに居られますか？』
敬浩「それはそうなんだけど……」
『こんな嬉しいことあります？
ってかそこ！！話聞け！！』
三代目「「はい！！」」
岩田「……どうしようこの子、元気有り余りすぎて、俺の体力が減ってく……」
今市「気を確かに岩ちゃん！」
彼氏が向こうで頭を抱えてたけど、その彼のおかげで元気になったんだけどね。
HIRO「あ、坂本おかえり」
『HIROさん、この節はお世話になりました。
坂本完全に復帰してます』
HIRO「……岩ちゃん」
岩田「はい……」
HIRO「坂本酔ってたりは……？」
岩田「シラフっすね……」
HIRO「…………あ、そう」
二人の会話なんて聞こえないし、聞いてない。
.
.
Takanori.I
直人「でもまぁ、緊張してるんだろうね」
岩田「……っすね。
最初はまだしも、二日目に至っては俺らのこと気にしてましたから」
直人「そうなの？」
そう。
Aはあの時、自分の事じゃなく、大事にしてしまったって泣いてた。
でも、手遅れになる前で本当に良かった。
それに比べたら、一ヶ月間、誰かが家に居たことなんて、何とも無い。
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作者名：雪乃 | 作成日時：2023年6月22日 19時
