連日 ページ37
三日目、
マネ「早くして、時間ないから」
『はーい』
練習終わりの収録。
収録終わりの移動。
マネ「中で台本しっかり確認して。
自分のターンはしっかり巻くようにね」
『はーい』
移動からの撮影。
女優1「あっ、ごめんなさーーい！」
俳優1「すみませんっ！」
女優2「ひゃぁ！虫！！虫飛んできた！！」
俳優2「間違えましたごめんなさい」
マネ「思ったより長引いたから、ご飯休憩無し。
そのまま先方の事務所で取材あるから」
『はーーい』
撮影からの移動。
まさかのご飯が無くなった。
まぁ食欲無いので良いですけど。
それから取材。
「どうやって彼を落としたんですか？」
『……』
何だこの質問。
元々はファッションの質問じゃなかったっけ？
『……逆ですね。
攻められたのは私ですね。
どこをどうやって彼が私を好きになってくれたかは知りません』
「普段の営みはいかがですか？」
『……お互いこの職で有難いことにお仕事を頂いてるので……。
タイミングが合えばですね。
平均などは口にできないですが』
マネ「何あの受け答え、素っ気なさ過ぎ」
『……ちょい待ち、流石に反論させて。
元はファッションの取材が、どう転んでプライベートになるのよ。
私はまだ答えた方だよ』
マネ「顔も声もあからさまだった。
仕事貰ってる身でふざけてんの？」
『いや、私はキャバクラか』
マネ「あなたは事務所の商品なの、分かる？
あなた達が売れれば売れるほど、事務所の名前が上がって売れる。
その為にはこういう対応もしなければならないんだよ」
取材現場からまた別のドラマの撮影現場に移動中。
車の中で私達は大揉めだ。
マネ「二度とあんな態度取らないようにね」
『……何か言われた？』
マネ「たんまりと。
それの尻拭いするの私達なんだから気をつけて」
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(ごめんなさい)
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また今日も眠れない。
そんな中、四日、五日と、日数が重なっていった。
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作者名：雪乃 | 作成日時：2023年6月22日 19時
