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2-2.2 ページ22
｢わかんない…でもすぐ分かったの。なんでだろう？｣
そう言うと望くんは少し考え込むも、すぐいつもの笑顔になって
｢飲む？｣
と言った。
の、飲むってそれお客様のものじゃ…
｢お客様に出すものじゃないの？それにそれすごく貴重なものだし…｣
｢ん？ワイン置いてるとこにはこれしかないから……そんなに貴重なん？これ神ちゃんがスイーツ作る言うてて、それで隠し味に使うんやて。新メニューにするらしいで。｣
神山さんは私が来るまで滅多にスイーツなんて作らなかったのに、私が来てからスイーツをほぼ毎日のように作るようになったらしい。
作る度に私が味見をして、メニューに加えるか、手直しするところはないか、見て欲しいって言われるけど……
(正直どれも美味しすぎて全部メニューに加えてもいい気が……)
ていうか世界でも少数本しか取れないロマネコンティしかないワイン庫って何……？
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作者名：白樺。 | 作成日時：2019年12月18日 11時
