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0.4(プロローグ4) ページ4
ホテルの中に入ると、フロントのマットや壁、床の色も全て紫色。
手すりやドアノブなどは金色で統一されている。
「綺麗…！」
Aの口から思わずそう声が漏れてしまうと、ホテル内へと招き入れてくれた彼は、まるで自分のことを褒められたかのように見えるほど嬉しそうな顔を浮かべた。
「月光花ホテルはこの界隈でもかなりハイクラスの方がご宿泊されるホテルですので…」
「お偉い方とか…ってことですか？」
「ええ、恐縮ながら」
確かにそう言われても納得できる内装の豪華さだとAは感心した。
そもそもホテルに宿泊経験などないAにとっては何もかもが新鮮に思える。
彼が突然くるりとAの方を向くと
「今日からコンシェルジュ見習いとして、頑張ってくださいね。
あ、私は当ホテルのドアマンを勤めさせていただいております、�霤朕鰺気反修靴泙后�
以後お見知り置きを。」
といった。
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作者名：白樺。 | 作成日時：2019年8月7日 11時
