同居生活４３ ページ43
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『皆さん、自分達が凄く格好良くて魅力的な男性だって自覚ありますか？』
「特にねェなァ」
「ない！！」
「？」
『それなら今から自覚を持って下さい』
あんな羞恥プレイは初めてだ。
私が止めなかったら更にヒートアップしていたのかと思うと、頭に血が上って気絶しそう。
妄想だけでもこんな状態なのだ、実際にそんな事になった暁には、大量出血とかで死ぬと思う。いや、絶対死ぬ。
今回のこれは私の命にも関わる話なのでしっかり聞いて頂きたいのだ。
『む、実弥さん楽しんでますね？』
「いやァ？」
『杏寿郎さん、本当にわかってますか？』
「問題ない！」
『義勇も格好良いんだからね？』
「嬉しい」
……大丈夫じゃないな？？
にやにや、にこにこ、ムフフ、と三者三様の反応を返されて私は、溜め息を一つ。
こんな思わせ振りな態度を他の女性に見せてしまったら、困ってしまうのは三人なのだ。
このご時世、イケメンに優しくされただけで自分に気があるのでは？と残念な勘違いを起こす女性も少なくはない。
三人の為にも、ここはビシッと注意をしなければ！！
『私だったから良かったですけど、他の女性だったら誤解されても可笑しくない状況だったんです！』
「他の女性にあのような事は言わない、君にだけだ」
『……え？』
「Aは特別だ」
「それなりに特別扱いしてたつもりだったが、足りなかったみてェだなァ？」
んんんん？？なんて？？？
三人の言葉を聞いていると、私を特別扱いしている……つまり、好いているとも受け取れるのですが……。
……誰か、この自意識過剰女がッッ！！って言いながら私の事殴ってくれませんか。
『こうして、自分に好意を抱いているんじゃないかと勘違いをする女が増えていくんですね……』
「勘違いではないぞ」
「いや、鈍過ぎだろうがァ」
「好きだ」
『……私、いつの間に寝たんだっけ？』
「夢ではないぞ！」
あーー！困ります、お客さま！！って叫び散らかしたい心境。
一応、頬も抓ってみたけど痛かった。夢じゃなくて更に動揺しただけだった。
最推しは実弥さんだけど、杏寿郎さんも義勇も推しな訳で。
この中から一人だけ選んで下さい、って言われても普通に無理。と言うか、推しと付き合うなんて烏滸がましいが過ぎる……。
『き、気持ちだけ受け取っておきます……』
「よもや、返事はくれないのか？」
「俺たちじゃァ不満かァ？」
『選べないので勘弁して下さい……』
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chiaki0708(プロフ) - ムフフが止まりませんでした (2021年12月6日 14時) (
レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - misakimiさん» misakimiさん、コメントありがとうございます！好きな設定だと言って貰えて嬉しいです！雰囲気上手だと言って貰えて嬉しい限りです…更新は遅めですがこれからも頑張りますね！ (2021年8月11日 12時) (レス) id: 7dcf5a18d1 (このIDを非表示/違反報告)
misakimi(プロフ) - この設定、素敵です！彼らの醸し出す雰囲気上手ですね。このお話に出会えて良かった! (2021年6月27日 21時) (レス) id: ca18a121f6 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - もしゃこうさん» 最高だなんて嬉しいです！私も書いていて楽しいので更新頑張ります！！ふふふ、ニヤニヤして貰えたのなら作者冥利に尽きますね！！ (2021年2月9日 0時) (レス) id: 7fde5a79e3 (このIDを非表示/違反報告)
もしゃこう(プロフ) - めっちゃこのお話最高です！続きが気になります！そして自分はこれを読みながら1人部屋でニヤニヤしてますw (2021年2月8日 15時) (レス) id: eecce6b130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2021年1月18日 21時
