同居生活。【鬼滅の刃】

同居生活２８ ページ28

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「お兄さん達、カッコイイですね〜！」

「よかったら一緒に遊びませんか？」

「3人ずつで人数もピッタリだし〜！」



トイレに行く為にちょっと目を離せばこれです。

まあ、わかるよ？わかる。共感の気持ちしかない。
身長170後半あって、服の上からでもわかる鍛えられた体。
その上、顔も整ったパーフェクトなメンズが3人も暇そうに話をしていれば逆ナンもしたくなるでしょうね！！


ただいま、その様子を物陰からそっと覗いているのが私です。


たぶん私には選択肢が三つくらいある。


一つ目。

『待たせてごめんなさいね？』
と堂々と出て行きつつ、

『私の彼氏達に何か御用かしら？』
なーんて敢えて煽ってみる方法。


二つ目。

『待たせちゃってごめんなさい……！』
と少し息を切らせて急いだ風を装い、

『あ、お話中でしたか……？』
なーんてあざとく三人の誰かの裾を引く方法。


三つ目。

このまま見守る。以上。


……自分で選択肢を用意しておいてあれだけど。
一つ目をするならもっとバッチリに化粧を施してる時にやりたい。
二つ目は、正直論外。私がやるにはかわいすぎて途中で笑う自信しかない。

ここは、三人には申し訳ないけれど結野A、心を鬼にして成り行きを見守ります！
自分達の力だけで解決する事も時には必要なのです。

そういう事なので面白がったりしている訳ではないのです。ええ、決して。


私が見た限りでは、三人組の女の子達はそこそこかわいい。
服装も彼女達に似合っているし、化粧も上手。
良い意味で男ウケが良い、男に好かれるテクニックを知っていると言う感じ。

まあ？私の方が美人ですけどね？？



「どうですか？お茶だけでも！」

「興味ねェわ、他当たれ」

「えー、でも男の人だけじゃつまらなくないですか？」

「関係ねェだろ」



どうやら相手をするのは実弥さんらしい。
ちょっと意外でした。一番、波風立てなさそうなのは杏寿郎さんかなと思っていたのだけど。

義勇が戦力外なのは当然としても、杏寿郎さんが口を開こうともしないとは。


それにしても最近の女の人って凄いな……。
実弥さん達はさり気なく避けているけども、ボディタッチを狙っているのが遠くから見るとよくわかる。

まあ、時には積極性も大事ですよね。



「じゃあ、他のお2人はどうですかぁ？」



意外に食下がるな……。
その諦めない気持ちだけは尊敬した！！

見た目はかわいらしいけれど肉食系の女の子達だったって訳ですね？




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