同居生活。【鬼滅の刃】

同居生活１４ ページ14

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『んー、ここの服とか杏寿郎さんに似合いそう！』

「そうなのか？」

『はい、私の好みというか杏寿郎さんに着て欲しい系統の服が多いですね！』

「ふむ、少し見てみたい！」

『もちろんです！』



一通り店内を見て、杏寿郎さんに似合いそうな物を見繕う。

むしろ、杏寿郎さんに似合わない服があるのだろうか？
あれもこれもと欲しくなってしまい、選別は熾烈を極めた……。



「ではお会計が……」

『カードでお願いします』



とりあえず今着る服だけは、センスの良さそうな店員さんを捕まえてトータルコーディネートしていただいた。

洋服まで着こなせるなんて流石過ぎて。



「よもや……こんなに服を買う必要はあっただろうか？」

『あるに決まってるじゃないですか』

「そうか……」



でも、流石に紙袋が多過ぎるか。
時刻は丁度、お昼時。ここで預かってもらって最後に引取りに来れば問題ないかな？

そうと決まれば、店員さんに話をして紙袋を預ける。



『お待たせしました杏寿郎さん。そろそろ昼食にしましょう！』

「それはありがたい！」

『遠慮しないでいっぱい食べて下さいね』



杏寿郎さんの手を取り、素知らぬ振りで指を絡める。
俗に言う、恋人繋ぎと言うものだ。

あー……、一瞬だけど体強ばったね？？
それでもやんわり握り返してくれる当たり優しさの塊、杏寿郎さんの手を握れて幸せ！！

恋人繋ぎって、自然と体が密着するから最高！！



『んー、お店もいっぱいありますけど何食べます？麺かお肉かお寿司？それとも和食、洋食、中華か……』

「サツマイモが食べたい！！」

『ふふ、サツマイモはデザートでもいいですか？』

「でざーと？」

『食事の後に食べる甘い物のことですね』

「サツマイモの甘味ということか！」



先程ちらりと視界に入ったアイスクリームに季節限定フレーバーとしてサツマイモアイスがあったのはしっかりと確認済み！

後は帰りに、人気のケーキ屋さんに行こう。
あそこも季節限定スイーツが有名で、すごく美味しいと評判が良いのもサーチ済みです！


因みに、見た事がない食べ物も多いと言う杏寿郎さんの為に色々なメニューを食べ比べるという結果に落ち着きました。



『美味しいですか？』

「うまい！が、Aの手料理の方がうまいな！」

『嬉し過ぎた……』



最後にサツマイモアイスを食べた杏寿郎さんの瞳がキラキラと輝いていてとてもかわいかったとだけ述べさせていただきます。




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