煉獄杏寿郎の場合 ページ29
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『きょ、杏寿郎さん……っ』
「む、どうした?」
『あの、どうして私は服を脱がされているのでしょうか……』
お風呂から上がったAを待っていたのは、恋人である煉獄杏寿郎。
Aが声を発するよりも早く、その体を抱き上げ寝室へと直行。
そして、あれよあれよという間に服を脱がされ。
一糸纏わぬ姿でベッドへと押し倒され、両腕を杏寿郎に押さえ付けられてしまってはAが抜け出す術はなく。
Aは杏寿郎の視線が自身の体に注がれ、じっくりと見られているのを感じ、ぎゅう、と目を閉じる。
「Aは、恥ずかしがって俺に体を見せてくれないからな」
『うぅ、そんなに見ないで下さい……』
「だから、逃げられない状況を作ったという訳だ」
『え、ひゃうっ、や、杏寿郎さんっ?!』
Aの手が、頭上で一括りに固定され、杏寿郎の空いた手がAの胸をふにふにと弄ぶ。
ぶわりと顔に熱が集まり、羞恥心に耐え切れず杏寿郎を見上げる。
「あぁ、Aは本当に愛らしいな」
『んむ♡は、ぁ……はふ♡杏寿郎さん、♡』
「今日こそはAの体を隅々まで舐めさせてもらうぞ」
『ひぅ♡や、だめ、なめちゃ、やぁ♡』
口付けもそこそこに、ぺろりと唇を舐めた杏寿郎。
首筋、鎖骨、脇、脇腹。
杏寿郎の舌がつう、と体を這う。
その度に、擽ったいような気持ち良いようなぞわぞわとした感覚がAを襲った。
『んっ、う♡はぁ、ひうッ♡』
「気持ち良いのか?」
『へん、なッ、あっ♡かんじが、ふッ、ぅ♡』
「ふむ……A、知っているか?そういう場所は性感帯になりやすいらしいぞ?」
今日はやらないが、今度試してみよう。
にい、と楽しげに口角を上げた杏寿郎に、ふるふると首を振って拒否の意を伝えるA。
Aの精一杯の反抗を素知らぬ振りで流した杏寿郎は、舌を滑らせ余す所なくAの体を舐め上げて行く。
「Aの体は本当に綺麗だ。真っ白な肌といい、しっとりと手に吸い付くような触り心地といい……何時まででも舐めていられそうだな」
『きょう、じゅろうさ、ひッん、♡あぁっ♡』
「どこを舐めても甘い……何より、触れる度に溢れるAの愛らしい声。俺にもっと聞かせてくれ」
『や、あっ、あっ♡こえ、はずかしいの、んっ♡』
「そうか……だが俺は乱れるAの姿が見たい」
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yukino(プロフ) - すっごく面白いです!お館様の所めっちゃ読み返してました(;^_^A (2022年2月7日 8時) (レス) @page33 id: 7786e574fd (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストしま〜す!猗窩座と小芭内と玄弥お願いします(*´∀`) (2021年1月31日 8時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すいません、リクエストお願いします。村田さん。お願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: f35e523a5d (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく?(プロフ) - お返事遅くなってしまい申し訳ありません!久しぶりに夢小説開いたらリクエストの伊之助更新されてて発狂しました笑ありがとうございます軽く10回は読み返してます。。これからも更新楽しみにしてますー! (2020年6月4日 17時) (レス) id: 48a6c1098b (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 輝夜さん» いえいえ、無一郎くん楽しんで頂けて嬉しいです!コメントありがとうございました!これからも頑張ります! (2020年6月3日 11時) (レス) id: f65552bfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじ | 作成日時:2020年5月10日 0時