嘴平伊之助の場合 ページ21
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お風呂に入って、髪も乾かした。
少し早いけど寝るのもありかもしれない。
そう思いながら寝室の扉を開けたA。
「おせぇぞ、A!」
『え、伊之助くん?寝てたんじゃなかったの?』
ベッドの前で仁王立ちした伊之助の姿にAは、ぱちくりと目を瞬かせる。
不思議に思いながらも、Aは伊之助が待つベッドへと近付く。
『伊之助くん?』
「抱かせろ」
『……ん?』
「セックスしてえ!」
伊之助は普段から素直と言うか、はにもの着せぬと言うか。
とにかく、思った事をそのまま言葉にしてしまうのだ。
伊之助の唐突な物言いに、一瞬フリーズしたA。
その隙にぐい、と腕を引かれベッドへ腰掛けた伊之助に抱き留められる。
『んぅ、いのす、けッ……く、』
「全然足りねぇ……」
『はふ、♡ん、ぁう♡ちゅう、ッ♡』
「A、もっと口開けて舌出せ」
柔く唇を
ぞわぞわとした感覚に、ふるりと体を震わせながら僅かに唇を開くA。
にい、と獰猛な笑みを浮かべる伊之助。
その表情に気が付いたAが、まって、と言いかけた口は伊之助によって塞がれる。
『んんぅ、♡や、ぁッ、あっ♡ふ、ん♡』
「逃げんな、俺の舌にもっと絡めろよ……ッ、」
『あ、んッ、♡いのす、け……く、んむ♡』
Aの咥内を犯し尽くす様に動く伊之助の舌。
舌を絡め取られ、強く吸われ。
どちらの物とも知れない唾液がAの口の端から首筋を伝う。
ぢゅるぢゅると響く水音。
伊之助の獲物を狙うかの様なギラギラとした瞳。
『はっ、ぁぅ♡んう、はッあ……んちゅ、♡』
「ハハッ、キスだけでへばってんじゃねぇぞ?」
『は、はぁッ、♡いのすけく、♡』
くたりと伊之助に凭れ掛かったAを、ベッドへと寝かせる。
浅く繰り返される呼吸と、上気した頬。
うるりと滲ませたAの双眸が伊之助を見上げた。
「いいな、Aのその顔……もっと見せろ」
『ん、ぅ♡その顔……?』
Aの問いに答える事なく、首筋へと唇を這わせそのまま鎖骨部分へ赤い痕を残す。
ぷちぷちとパジャマのボタンを外され、形の良いAの胸が晒される。
その柔らかさを楽しむ様に伊之助の大きな手がAの胸を包んだ。
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yukino(プロフ) - すっごく面白いです!お館様の所めっちゃ読み返してました(;^_^A (2022年2月7日 8時) (レス) @page33 id: 7786e574fd (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストしま〜す!猗窩座と小芭内と玄弥お願いします(*´∀`) (2021年1月31日 8時) (レス) id: 442319c796 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すいません、リクエストお願いします。村田さん。お願いします! (2020年6月6日 0時) (レス) id: f35e523a5d (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく?(プロフ) - お返事遅くなってしまい申し訳ありません!久しぶりに夢小説開いたらリクエストの伊之助更新されてて発狂しました笑ありがとうございます軽く10回は読み返してます。。これからも更新楽しみにしてますー! (2020年6月4日 17時) (レス) id: 48a6c1098b (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 輝夜さん» いえいえ、無一郎くん楽しんで頂けて嬉しいです!コメントありがとうございました!これからも頑張ります! (2020年6月3日 11時) (レス) id: f65552bfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじ | 作成日時:2020年5月10日 0時