episode.10 ページ10
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海軍本部に身を置くようになって早2週間。
センゴクさんなりの気遣いなのか、私の部屋はサカズキさんの隣。
海軍と言えば忙しいイメージがあったけれど。
大将や元帥は意外と暇なのだろうか…。
毎日の様にサカズキさん、クザンさん、ボルサリーノさんが部屋に様子を見に来てくれる。
そしてセンゴクさんまでもがお菓子やら女の子が好きそうな小物やらを差し入れに持ってくるのだから驚いた。
私の立ち位置はサカズキさんの客人。
つまり、海軍大将が連れて来た得体の知れない女、なのだが。その待遇は抜群に良いものだった。
サカズキさんの力って素晴らしい。
基本的な拘束はなく、部屋の出入りも自由。
初日に海楼石の手錠に触れて能力者ではない事がはっきりしたのも理由の一つではあるけれど。
『 んー、今日は部屋から出るなって言われてるんだよね 』
しかし、今日は例外だった。
朝早くサカズキさんが来たと思ったら、今日一日は外出禁止のご命令。
理由は教えてくれなかったが、何か大事な用事があるらしい。
どうやらクザンさんやボルサリーノさん、センゴクさんも一緒に行動するらしく何度も繰り返し忠告された。
『 王下七武海だったりして？ 』
有り得ない話ではない。
でも、もしそうであるのならば。
少しだけ会ってみたいという気持ちもある。
だって、クロコダイルさんにミホークさん。ドフラミンゴさんにジンベエさん。是非とも間近で見てみたい。
だが、一番はハンコックさん。
あの美貌にあの胸！女であれば一度くらいは羨ましいと感じると思う。
『 ……でも、外出禁止だからね 』
何とか自分の欲望を押し殺し、本棚に並ぶ本を手に取る。大きな本棚いっぱいに並んだ本達はセンゴクさん、サカズキさん、ボルサリーノさんからの贈り物だ。
お陰で退屈する事なく過ごせている。
ベッドに横になり、ページを捲る。
と、部屋の外から何かを落とした様な音と陶器が割れる様な音が響いた。
何事かと部屋の扉を開ければ、少し先の廊下でティーセットを落としている女性が目に留まる。
『 大丈夫ですか？！ 』
慌てて駆け寄り、怪我の有無を確認する。
幸いにも給仕さんには怪我はなく、割れてしまったティーセットの心配をしていた。
『 怪我がなくて何よりです 』
「 ありがとうございます…でも、どうしましょう…… 」
『 ？ 』
話を聞いてみると、このティーセットを急いで運ぶ様に言われていたらしい。
『 それなら…… 』
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
