episode.8 ページ8
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甲板へ移動すると目の前には海軍本部。
だが、海兵さん達の視線は私…いや、私とサカズキさんに向けられている。
『 サカズキさん、見られてますよ？ 』
「 気にせんでえェ 」
『 いや、そういう訳にも…… 』
話している間に、海面を滑っていた軍艦がゆっくりと停止する。
海軍本部に到着した様だ。
そして、こういう時に限って面倒事が起こるのだ。
「 あ〜らら、サカズキが女の子抱えてるよ？ 」
「 おォ〜、本当だねェ〜？ 」
「 まさか誘拐じゃないだろうな？ 」
『 ……放っておいて良いんですか？ 』
お出迎えにしては随分と豪華なメンバーだ。
大将青雉ことクザンさんに大将黄猿ことボルサリーノさん。そして、元帥であるセンゴクさん。
いやぁ、圧巻ですね。
渋々ながら私の事を地面へと下ろしてくれたサカズキさん。軍艦から掛けられた
……うん、デカい。
「 サカズキ、その娘は…？ 」
「 わしが保護した女じゃァ 」
「 えぇ？サカズキが保護？ 」
「 なんじゃァ、クザン。文句でもあるんかい 」
『 さ、サカズキさん落ち着いて…… 』
クザンさんにそんな気はないのだろうけど。
犬猿の仲と言うか何と言うか。
これも日常茶飯事なのだろうが、頭を抱えるセンゴクさんが如何に苦労をしているかが見て取れた。
「 君、名前は何て言うんだ〜い？ 」
『 ご挨拶が遅れました、私はAと言います。サカズキさんには危ない所を助けて頂きまして…… 』
「 まぁ、詳しい話は中で聞かせてくれんか 」
『 えと、私が中に入っても大丈夫なんでしょうか…？ 』
ここは海軍本部。
いくら貧弱そうな小娘だからと正体も分からない人間をそんなにホイホイと迎え入れても良いものなのか。
困惑気味に問い掛ければ、答えを返したのはサカズキさんだった。
「 お前が危険人物じゃったら、あの場でわしが切り捨てちょるわ 」
『 …それもそうですね 』
サカズキさんの言葉に納得した私がセンゴクさんへと視線を戻すと、目をまん丸く見開いたまま固まっていた。
やっぱり今のサカズキさんは少し可笑しいらしい。
『 あの…センゴクさん？ 』
「 あ、あぁ…すまんな、その、」
いや動揺し過ぎでは？
確かにちょっとした病気レベルで今のサカズキさんは可笑しいけど。それか毒キノコでも食べた？って疑うレベル。
「 ……Aちゃんって実は猛獣使い？ 」
『 違いますね 』
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
