episode.43 ページ43
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きっとマルコさんも私に聞きたい事があるんだと思う。だけど、私も聞きたい事がある。
どうして私の名前を知っていたのか、どうして海軍と言う言葉が出てきたのか。
マルコさんの後ろに居るのは、白ひげ海賊団の隊長さん達だろう。
まあ、私にはそれを確認出来ないのだが。
「 さて、マルコ。昨日の一件、しっかり説明してもらおう 」
「 わかってるよい 」
『 …シャンクスさん、ベックマンさん。私、何も見えないです 』
「 見せない様にしてんだ 」
『 えー…、』
私が居る意味ないじゃん、と心の中で文句を零し。
動こうにも両隣にはヤソップさんとルウさんがいて逃げられそうもない。
「 シャンクス、お前らだって新聞くらい見ただろい 」
「 あぁ、見たさ 」
『 …新聞？ 』
あのカモメさんが運んでくれるものの事だろうか。
話の流れが読めず、シャンクスさんを見上げる。
「 それなら、その女…Aが海軍が血眼になって探してる女だってわかってるだろう 」
「 …わかってるさ 」
海軍が、探している？
そこで私は重大な事を思い出す。
あれ、私…海軍本部に連絡入れたっけ…？
……こういう大事な事ほど頭から抜け落ちたりするよね？
『 あの、新聞って…？ 』
耐え切れず、ベックマンさんの腕を引く。
ベックマンさんはクルーから新聞を受け取り、私へと手渡してくれる。
新聞の見出しと、一枚の紙切れ。
そこに写っているのは紛れもなく私自身で。
まるで賞金首の様なそれには、3億ベリーの文字。
初公開で、3億ベリー。しかも女。
極めつけは、首を取れではなく保護名目。
傷一つある事は許されないときた。
いや、それよりも。
この写真はどこで撮られたんだろう…。
『 頭が痛い…… 』
「 A、そこに居るんだったら説明してくれよい 」
『 …わかりました 』
マルコさんは私に聞いている。
返事を返せば、シャンクスさんとベックマンさんそして赤髪海賊団の皆さんは心配そうな視線を向けた。
「 大丈夫なのか？ 」
『 はい、皆さんも気になってたと思うので…… 』
新聞の日付は数日前のもの。
つまり、これを見た後も赤髪海賊団の皆さんは今まで通り接してくれていたのだ。
今が、全てを話す時なのだろう。
私はシャンクスさんとベックマンさんの前に出て目の前に居るマルコさんを見据える。
『 あの、昨日はすみませんでした 』
そして、最初に昨日、話の途中で気を失ってしまった事を謝罪した。
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
