episode.25 ページ25
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王下七武海を招集しての会議は無事に終わり、あれから更に2週間が経った。
私の存在は海軍本部に務めている海兵さん達、ほぼ全員が認識するものとなっていて。
サカズキさんやセンゴクさん達は仕事が忙しくなって来た様で、最近は余り会っていない。
それを配慮してか、最近はスモーカーさんやたしぎちゃん、モモンガさんなどが交代で部屋を訪れては世間話をしてくれたりする。
いや、大佐さんとか中尉さんとか少将さんとか肩書きのある人ばかりが来るんだけど…仕事は大丈夫なんですよね？
「 おい、A 」
『 あ、スモーカーさん。お仕事お疲れ様です 』
「 あァ 」
スモーカーさんがこの部屋に来る時間は、毎回決まっている。そろそろだな、と珈琲を準備していたらタイミング良く扉が開かれた。
「 前に頼まれてた件だが…許可が出たぞ 」
『 えっ…本当ですか？！ 』
「 条件として俺も同行するなら、って事だったがな 」
『 ……スモーカーさん、』
「 わァってるよ、俺も行く 」
『 ありがとうございます、スモーカーさん！ 』
もう飛び跳ねたいくらいに私のテンションは上がっていた。理由は簡単だ。
前々からサカズキさんにお願いしていた外出許可が下りたとスモーカーさんが教えてくれたから。
海軍本部の居心地が悪いとかではなく、そろそろ自分のモノくらい自分で買いに行きたかったのだ。
毎回、女海兵さんに買ってきてもらうのは申し訳ないし…。それに、他の場所も見てみたかった。
『 何時にしますか、スモーカーさん！ 』
「 はしゃぎ過ぎだ、落ち着け 」
『 だって楽しみで！ 』
くしゃくしゃと頭を撫でてくれるスモーカーさん。
その心地良さに頬が緩む。
『 …どうしたんですか？ 』
「 いや、前から言おうと思ってたんだが…お前は隙が多過ぎる 」
『 え？ 』
「 男は隙がある女は嫌いじゃねェ。…無防備過ぎると食われるぞ 」
ぐっと近付いた距離に、葉巻の香りが強くなる。
少しでも動いたら鼻先が触れ合いそうな距離に、私は控え目に頷く事しか出来なかった。
「 わかりゃァ良い。出掛けんのは明日で良いか 」
『 あ、えと、はい…よろしくお願いします 』
「 …そういう反応も男を喜ばせるだけだな 」
『 …スモーカーさんって意外といじわるですよね 』
じんわりと朱に染まる頬を指摘され、じろりと睨んでは見るものの。
当然、どこ吹く風状態のスモーカーさんに私はぼそりと呟いた。
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にじ(プロフ) - †NANA†さん» NANAさん、ご指摘ありがとうございます。紛らわしくて申し訳ないのですが、そちらはわざとそうしています…。コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ひな。さん» ひな。さん、コメントありがとうございます！生き甲斐だなんて…ありがとうございます笑 これからも更新頑張らせて頂きます！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - えこるさん» えこるさん、コメントありがとうございます！楽しく読んで頂けて嬉しく思います！これからも更新頑張らせて頂きますね！ (2018年4月18日 22時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ5で、「そうか」が「ほうか」になっているところがあります。 (2018年4月18日 7時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
ひな。(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎日更新されるのを楽しみにしております！これがもはや生き甲斐になってます笑、お忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください！ (2018年4月18日 7時) (レス) id: 8e0f19d245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月7日 20時
